◆ 40代にして加速する横山裕の現在地
2025年、SUPER EIGHTの横山裕が見せているのは、年齢を重ねても衰えない挑戦心だ。
ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」を立ち上げ、アルバムリリースに全国ツアー、盟友・渋谷すばるとの再会、さらに『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナー挑戦まで…。まさに“止まらない40代”を体現している。
◆ ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」が示す決意
2025年5月に始動したソロプロジェクトは、横山にとって“武者修行”とも呼べる一大挑戦。
6月にはソロアルバムを発表し、7月には東京・EX THEATER ROPPONGIから全国11都市を巡るツアーがスタート。ギターを手に舞台へ立つ姿に、ファンだけでなく業界からも注目が集まっている。
ライブを訪れた松岡昌宏(TOKIO)が「会場全体が横山らしい空気感に包まれていた」と語るなど、その表現力は確かな進化を遂げている。
◆ 後輩へのリスペクトと人間力
アルバムにはAぇ! groupの楽曲「神様のバカヤロー」のカバーも収録。
収録にあたり、横山自ら後輩メンバー一人ひとりに電話をかけ、承諾を得ていたというエピソードは象徴的だ。上下関係に甘えるのではなく、誠実に筋を通す。その姿勢こそが、後輩からも慕われる理由だろう。
◆ 渋谷すばるとの再会が持つ意味
さらにファンの心を震わせたのが、盟友・渋谷すばるとの共演だ。
アルバム収録曲「繋がる」に続き、9月と10月には対バン公演『横山裕×渋谷すばる』が開催される。かつてグループを引っ張ってきた“よこすば”コンビの復活は、SUPER EIGHTの歴史を知る人にとって感慨深い瞬間となるだろう。
◆ 俳優としての挑戦と表現の幅
横山は俳優としても進化を続けている。
Prime Video配信のドラマ『私の夫と結婚して』では、不倫をするマザコン夫という“嫌われ役”を熱演。本人は「共感できない役だった」と語りつつも、スタッフからは「どこか憎めない」と評され、役柄を超えて人間味をにじませた。
これこそ、横山の持つ独特の人間的魅力が作品に投影された瞬間だった。
◆ 『24時間テレビ』チャリティーランナーとして
7月、『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナー就任が発表されると、世間は大きな驚きと期待で沸いた。
横山は「子どもの頃、経済的に不安の中で生きてきた。走ることで同じ境遇の子どもたちに光を当てたい」と語り、亡き母への思いも重ねた。
幼少期から弟の面倒を見てきた背景を知る人にとって、この挑戦はまさに彼の人生そのものの延長線上にあるといえる。
◆ 「横山会」と広がる人間関係
横山の人望は“横山会”と呼ばれる交流の場にも現れている。
後輩や仲間を巻き込み、仕事だけでなく人生の場面でも支え合うそのスタイルは、単なるアイドルの枠を超えた“兄貴分”の姿を映し出す。9月には大阪・関西万博で『横山万博』を開催予定。人と人をつなぐ力は、音楽だけでなくリアルな場でも花開こうとしている。
◆ 横山裕という生き方
40代に入り、なお挑戦を続ける横山裕。
苦難に満ちた幼少期を糧に、人への思いやりと真摯な姿勢を武器に歩んできた。
音楽、演技、チャリティー、そして人との絆。どのフィールドでも一貫して見えるのは“横山裕という人間力”だ。
彼の挑戦は、ファンにとって単なるエンタメ以上の意味を持ち、「自分も前へ進もう」と背中を押してくれる存在となっている。
◆ 横山裕の挑戦が示す「40代の生き方論」
40代に差し掛かると、多くの人は「安定」を求めるようになる。仕事でも家庭でも、ある程度の基盤ができ、若い頃のような無謀な挑戦は減っていくのが自然な流れだ。
しかし横山裕は、その逆を行く。あえて新しい挑戦を選び、自分を追い込み、成長し続ける姿を見せている。
その背景には、彼の歩んできた人生がある。幼い頃に両親の離婚を経験し、弟たちを支えるために中学卒業後すぐに働き始めた横山。自分の夢や欲望を二の次にし、周囲を優先せざるを得なかった。そんな彼にとって「挑戦できる今」は、過去の自分が最も欲しかった時間なのかもしれない。
興味深いのは、横山の挑戦には常に「誰かのため」という視点があることだ。ソロ活動でも後輩へのリスペクトを忘れず、渋谷すばるとの共演でもファンの喜びを第一に考え、チャリティーマラソンでは子どもたちへの思いを語る。挑戦は自己満足ではなく、「周りと一緒に進むための手段」として位置づけられている。
この姿勢は、多くの40代にとって学ぶべき点がある。年齢を重ねると「もう若くないから」と挑戦を諦めがちだ。しかし横山の生き方は、むしろ年齢を武器にし、過去の苦労や経験を糧にして新しい舞台に立つことの大切さを教えてくれる。
また、彼が語る亡き母への想いも重要だ。横山にとって「おかん」は生きる上での原点であり、困難を乗り越えるための心の支えだった。人生において大切な人の存在を忘れず、その想いをエネルギーに変える姿は、誰もが共感できる普遍的なテーマだろう。
横山裕の挑戦は、単なる芸能活動の一環ではなく、「人生をどう生きるか」という問いに対する答えのひとつだ。過去に縛られず、未来に怯まず、自分の信じる道を走る――その生き方こそが、ファンに勇気を与え、同世代や後輩にとっても大きな指針となっている。
40代からの挑戦は決して遅くない。むしろ、それまでに培った経験や人間関係を糧にするからこそ、より深みのある挑戦ができる。横山裕という存在は、そのことを身をもって証明しているのだ。
SUPER EIGHT 横山裕という生き方:ソロプロジェクト、すばるとの再会、苦難を糧に進む40代の挑戦と未来
◆ 40代にして加速する横山裕の現在地 2025年、SUPER EIGHTの横山裕が見せているのは、年齢を重ねても衰えない挑戦心だ。 ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」を立ち上げ、アルバムリリースに全国ツアー、盟友・渋谷すばるとの再会、さらに『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナー挑戦まで…。まさに“止まらない40代”を体現している。 ◆ ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」が示す決意 2025年5月に始動したソロプロジェクトは、横山にとって“武者修行”とも呼べる一大挑戦。 6月には
【レビュー】映画『少年たち』
「完全に横山裕、主役の映画だった!」「ジャニー喜多川の愛情が感じられる!」「感動しすぎて、涙が止まりませんでした!」 上映中【2019年3月29日(金)公開】 ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を手がけ、1969年の初演以来人気を博してきたジャニーズのミュージカルを映画化。少年刑務所を舞台に、新入りの少年が仲間との友情を育んでいくさまが描かれる。SixTONES、Snow Man、なにわ男子など、ジャニーズJr.の人気グループのメンバーが多数出演し、迫力あるダンスシーンで魅せる。-Movi
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「横山裕の美声!」「鳴り止まない拍手!」「演技に迫力!最初から最後まで引き込まれる!」 (©森ノ宮ピロティホール) 公演中【2017年6月10日(土)~19日(月)】 妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』とは 関ジャニ∞・横山裕主演×倉持裕脚本・演出による妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』が、7日にBunkamuraシアターコクーンにて開幕。その初日公演に先立って、囲み会見と一部シーンの公開舞台稽古が行われた。手塚治虫の同名漫画を舞台化した本作。マスコミ社会を舞台に、野心に満ちたエゴイストのダークヒーロー・門前
【レビュー】映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』
「佐々木蔵之介さん演じる桑原が小説から出てきたんじゃないかと思うくらいはまり役!」「横山裕終始可愛すぎ!」「最初から最後まで「面白い!」が続く映画」「シリーズ化希望!」 上映中【2017年1月28日(土)公開】 直木賞受賞の黒川博行によるベストセラー小説を、佐々木蔵之介と関ジャニ∞の横山裕の主演で映画化したコミカルなアクション。出資詐欺に巻き込まれたイケイケなやくざと建設コンサルタントの凸凹コンビが詐欺師を追って、関西やマカオを奔走する姿が描かれる。佐々木と横山による関西弁の掛