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レビュー 映画

【レビュー】この国の空 の口コミ評判!

2015年8月12日

『この国の空』 里子の母が女としての里子の幸せと 母として娘の先行きを案じる葛藤 建前の無い言葉がすっと腑に落ちた 体は許しても心を許すなとでも言いたげな会話短い命やも知れぬ娘の幸せはどれかと自分に置き換え考える母が現実感を加える 倫理など言える様な悠長な時代では無い時だった

 

この国の空観てきました。また思いつくままに記します。最初の硝子に紙を貼る場面。そこから形にはならないけど、市毛と里子が結ばれていくきっかけになったのでは?死の影が離れない市毛さん、窓に紙を貼らなかったのは牢獄を作りたくなかったからだと思う。

 

『この国の空』 少女から女に変わる一番瑞々しい時を迎えた里子 男として円熟した時期の市毛 切迫した時代だからこそのモラルや体裁等の無い本能で結びつく事が許される時代の恋 とても官能的で扇情的だった この時代市井の人々はある種正直に生きれる所もあったのかもしれない

 

「この国の空」二階堂ふみが良すぎて、切なくて泣いた。里子が見上げた空と、今スクランブルを渡る無数の人々の上に広がる空が、同じ東京の空だとは。

 

この国の空/☆☆☆☆(4.0/5.0): 生々しく描かれた庶民の暮らしを通して見つめ、そして憂う、戦争という日常。

 

映画『この国の空』観てきた。終戦間近の焼け野原の東京。女ばかりの家の隣の旦那さん…。若い男がいない状況と終戦後の不安も有るが空を見上げると…( ´△`)日本語の綺麗な丁寧な会話が素晴らしかった…。女優さん3人が凄い!!

 

この国の空、観た。戦争の悲惨さはあまり伝わらないが、代わりにあの時代にあった、美しさが伝わってきて良い作品だった。二階堂ふみに加え、母親役の工藤夕貴が良いなあ。

 

「この国の空」 先に観た「日本のいちばん長い日」とはうって変わって戦争終了間際の庶民の物語。これを観ると 一般には戦況を全く知らされていなかった事がわかる。 またいつ死ぬかも知れない状況の中でも恋愛する事などを交えて生活感を醸し出す。 二階堂ふみさんの情熱を秘めた表情が素敵!

 

「この国の空」長回しのシーン、二階堂ふみちゃんの丁寧な所作をじぃーっと見入ってしまう。食べ物を持った後の指二本をしっかり舐めるシーンも好き。

 

この国の空は許されぬ恋を描くとありますが、純愛ではないし、恋とも違うし、単に不倫と括るのも何か違う様な… 極限状態で燃え上がった男女の物語? 戦時下で大人になりたかった少女と、傍らの若い命に焦がれた男の刹那的な出会いというか。 戦争が無ければ、交わらなかったふたり。

 

 

 

この国の空のハセヒロがどエロかったの思い出して生きれてる
「この国の空」母親は、娘の先行きを心配しつつも、一方で、男手のない家庭で戦中・戦後を生き抜くために、市毛と娘との関係によって享受できるメリットにも期待をしていたんじゃないかと思う

 

蚊の飛ぶ音、蝉の声、雨の音、蚊取り線香、空襲で赤く染まる空、雲ひとつ無い青空、キラキラ光る川面、鮮やかな向日葵、艶かしいトマト… この国の空はゆったりとしたテンポだけど、視覚や聴覚に鮮烈な印象を残す映画だと思います。

 

『この国の空』の女性の裸の背もきれいだったが、塚本晋也監督『野火』の熱帯も鮮やかで美しかった。「わたしを食べて」と誘惑する花もある。それに対して醜いのは、戦闘により原型をとどめられなくなった人の形だ(あの造形に関わった美術スタッフ、エンドロールを見たら女性が多かった気がする)。

 

『この国の空』その時代らしい口調と声、二階堂ふみさんの存在感が光った。また年を重ねた母、伯母であり女である工藤夕貴、富田靖子両俳優の姿にも感嘆する。生活を描く細かな所作が気になったりもしたが、全体はとても良かった。柴田奈穂さん演奏のヴァイオリンが戦中の状況下で沁みる音だった。

 

『この国の空』は、二階堂ふみのストップモーションのあと、茨木のり子『私が一番きれいだったとき』 の朗読とともにおわる。この朗読がかなりしみる。その前に画面に映る3行も意味深だ。否、安易な解釈を拒んでいるようにも思える。

 

映画この国の空を見ました。終戦直前の不倫もので、母・伯母と女3人で暮らす若い女性(主人公)が隣の家の妻子を疎開させてる銀行員と不倫→8月14日に男から戦争が終わりそうだと聞かされた主人公が「そのうち奥さん帰って来ますよね。」と話した後に「私の戦争はこれから始まると思った。」で完。

 

荒井晴彦監督『この国の空』は、富田靖子の登場でチェーホフ『三人姉妹』のような展開になると思ったがちょっと違った。とにかく二階堂ふみ(全裸の後姿がきれいだったがボディダブルじゃないよね?)、そして工藤夕貴が色っぽい。二階堂ふみの喋りは、明らかに40〜60年代の邦画を参考にしている。

 

「この国の空」見てきた。二階堂ふみの才能が溢れ出す映画だった。一番女盛りなのに、男も知らず死んでいくのかと思う主人公の焦りと不安と虚しさと。あと、ラストシーンが意外な形でびっくり。個人的には富田靖子の演技がよかったです。

 

『この国の空』それにしても…二階堂ふみのお母さんとおばさんか、見た記憶のある顔だが誰だか分からず…エンドクレジットを見て工藤夕貴と富田靖子だと分かった瞬間、心の中で「ひぎゃああああぁぁ!!!!」と絶叫した。時は流れるものなのだな…

 

『この国の空』見る前に、二階堂ふみが付け腋毛を断固拒否したという、スポーツ新聞的なネタをたまたま目にしたのだが、それを言ったら、満島ひかりは『カケラ』で自前の腋毛を生やして画面で披露していたぞ。やはり満島ひかりに比べると、役者としての決意が足りないのではないかと思ってしまう。

 

『この国の空』大きな鑑賞目的の一つは二階堂ふみ。非常に良い部分もあるのだが、このドラマをこなすにはまだ硬い。見ていて、これが満島ひかりだったら演出の古臭さを補って余りある女の情念を醸し出しただろうになあ…と思った。二階堂ふみも恐るべき女優だが、今回は背伸びしすぎた感がある。

 

「この国の空」がとても良かった。是非もう一度観たい。そして、二階堂ふみが朗読する茨木のり子の詩「私が一番きれいだったとき」の素晴らしさをまた味わいたい。

 

『この国の空』そして最後のあの字幕だからな…これはひょっとして笑うところなのだろうかと思ったほど。様々な意味で古臭い。いかにも老人の感性で撮られたメロ(エロ)ドラマといった感じ。夜間シーンのルックは酷いもので、撮影は誰だよと思ったら、大ベテランの川上皓市。一体どうしちゃったの?

 

『この国の空』評判が良かったし、荒井晴彦の描く世界は結構好きなので期待していたのだが、ちょいと外したなあ… 荒井晴彦の文学的なタッチや昭和的な香りが悪い方向に出てしまった感じ。テンポも今ひとつで130分は長く感じた。

 

 

 
●キャスト●
里子 二階堂ふみ 市毛 長谷川博己 母親 工藤夕貴 富田靖子 利重剛 上田耕一 石橋蓮司 奥田瑛二

●スタッフ●
監督 荒井晴彦 脚本 荒井晴彦 原作 高井有一 

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