黒幕、重村との対決と、キリト達の最終決戦
翌日
キリトは東都工業大学の重村教授の授業に潜り込み、
授業終了後重村教授にオーグマーと記憶障害の関係性について指摘したが、重村ははぐらかした。
キリトは、続いて総務省の菊岡に連絡して、
すぐにオーグマーの使用を中止させるよう進言したが、菊岡は、すぐには難しいと回答した。
その晩
キリトはアスナの家を初めて訪問した。
母親は留守だった。
アスナの記憶障害は進行しており、最近約束した埼玉の山で星を見る約束まで忘れてしまっていた。
アスナは忘れないよう、日記をつけていた。
キリトは、それを見てアスナの記憶を絶対に取り戻すと誓った。
翌日
重村は、エイジに「計画を急いで進捗させろ」と指示を出した。
キリトに感づかれたからだ。
キリトはその晩
明治神宮の参道内で、白い装束の少女と初めて言葉を交わした。
ユナと白装束の少女が同一人物であり、少女が旧SAOにいたことを思い出した。
白装束の少女は、キリトにもっとランクを上げないとオーグマーの裏で動く計画には近づけない、とアドバイスをした。
キリトは、オンラインで直葉に連絡をして
、剣道について一から学び直し、来るべき決戦に備えるのだった。
キリトは、翌日から、ユナのライブ当日まで毎日「オーディナル・スケール」の各イベントをはしごして、片っ端からボス戦をこなして、ポイントを取得していった。
最終的には、1ケタ順位までアップするのだった。
いよいよユナのライブの日
場所は新国立競技場。
クライン以外の仲間がスタンドに座ってライブを待つ中、
キリトは、地下駐車場でエイジと対決していた。
腕を挙げたキリトは、エイジと互角以上の戦いをしたが、
エイジの肉体機能をブーストする装置に気づくと、これを素手で外して、
エイジを倒すことができた。
ライブがスタートすると、観衆が盛り上がる中、
重村教授は、かつての教え子、茅場晶彦(のゴーストイメージ)に「オーディナル・スケール」を開発した真の目的は、
旧SAOで命を落とした娘ユウナをAI化して、再構築するために娘ユウナの記憶を持つSAO帰還者をライブ会場へと一堂に集め、彼らの記憶を奪い取ることだったと述懐した。
ライブが終わると、ファイナルイベントとして、その場に無数のボスキャラ達が現れた。
会場は大混乱に陥り、観客たちは逃げ惑ったが、出口は封鎖されて会場内から出られなかった。
観客たちの恐怖がピークに達したところで、ライブ会場に設置したドローンから一気にSAO帰還者から記憶の高出力スキャンを行うと、
かつてナーヴギアと同様に、全員死んでしまう可能性があった。
白装束の少女、ユウナは父、重村教授に「こんな形での復活は望んでいない」と止めようとしたがムダだった。
また、重村は、キリトとの戦いに破れ傷ついたエイジからも、
ユウナの記憶を吸い取ろうと画策し、エイジのもとにボスキャラを1体送り込んだ。
ユウナは、キリトに、アインクラッド100層のモンスターがアイテムとして落とす剣を使えば、
一瞬でライブ会場に現れたモンスターを倒せるはずなので、
アインクラッド100層で戦ってきてほしいと懇願した。
ユウナは、キリトたちを第100層へと送り込んだ。
そこでボス戦が行われたが、ユイがかつての仲間たちを召喚し、
アスナも勇気を出して戦ったため、何とか100層のボスを倒すことができた。
ボスがドロップした剣をコンサート会場に転送されたキリトが振るうと、
ほぼ一瞬でボスキャラを平定することができた。
ボス戦が終わると、100層のボスと同じリソースで実体化されていたユナも消えることになったが、ユナには迷いはなかった。
ユウナは、消える前に旧SAO生還者から取得した記憶をそれぞれに返却し、
エイジにも夢を覚えておいてくれたことに感謝して、消えていった。
スタジアム内のボスキャラが一掃されたあと、
重村は総務省の菊岡らに連行された。
翌日
ニュースではコンサート会場でのライブ終了後のモンスター出現は、
サプライズ演出であったことが発表され、また重村は「オーディナル・スケール」開発元である、カブラ社社外取締役を辞任すると発表した。
5月4日
いつもの酒場では、クラインの退院祝いに仲間が集っていた。
しかし、キリトとアスナは堂平山で、約束したデートを楽しんでいた。
キリトは、アスナに改めて指輪を嵌め、二人で仲良く星空を眺めるのだった。
そして、後日。
菊岡は、本来犯罪者として逮捕拘禁されるべき重村を国家の超法規的措置により、
不問に付す代わりに、ある地下室へ連れて行った。
そこは、菊岡が秘密裏に関与する、ベンチャー企業「ラース」での次世代型フルダイブ実験機が置かれていたー。
(SAO will returnという字幕で終了)
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