「ラストのショーのこの為の布石だったのかと思って鳥肌が立った。」
まあ本当に今年は『サンローラン』を最後に燃え尽きたかな……と思ってたけどまだ『神様なんかくそくらえ』が残ってたか!って26日公開は年内鑑賞無理だよー!あと『フォースの覚醒』も年内に行けるかどうか。年間マイベスト出すタイミングめっちゃ難しい。
サンローランのさ、ラストのコレクションシーンは圧巻なのだが、あの画面割りはモンドリアンを彷彿としてしまうわけで、眩しいのに年代錯誤で違和感を覚えたなぁ。お話のなかでモンドリアンルックは過去のものって語られてたからかもしれないけど。代表作のオマージュなのかもしれんけど。
『サンローラン』にはドミニク・サンダも出ているとのこと。大好きです。現在67歳。ドミニク・サンダと言えば『暗殺の森』『ルー・ザロメ/善悪の彼岸』ですね(キッパリ)。前者はベルトルッチで後者はリリアーナ・カヴァーニ監督作品。
『サンローラン』 新作のお披露目を山場に据えた構成が彼の作品が他人に共有される価値あるものなのか子供の一人よがりなのかに焦点を置く。お金と時間があり余って命の危険がないので身体感覚が貧しくて頭でっかちで引きこもって好きなことをしてる。そういう人が優れたものをつくるかどうか、と
『サンローラン』151分何のそのこの上なく眼福♡ベルトラン・ボネロ監督の前作『メゾン ある娼館の記憶』がとても好み、同様に退廃的優雅さ華やかさ美しさが息苦しいほどに充満酔いしれた♡ギャスパー・ウリエル、ジェレミー・レニエ、レアちゃん、ルイ・ガレル若手豪華俳優陣揃い踏み!
「サンローランがどのように成功を収めたかということよりも、自分の成功とどのように付き合っていったか、そちらの方に重点を置いている。」
「SAINT LAURENT サンローラン」うーん。創作の深淵より栄光と享楽と堕落の中の観念模様ひたすら150分。そしてせっかくのトンネルの先の、マリア・カラスが歌い上げるハイライトでなぜその多分割。偽名のムッシュスワンはHバーガーを経ての、そういうオマージュなのかな
サンローラン、観てきたよ。公開初日なんて久しぶりー。ピエール・ニネよりも、ギャスパー・ウリエルの方が好きだった♡
『サンローラン』煩悩のままに語ると、いやもう眼福に継ぐ眼福。悩殺されましたよ。イヴとジャックが恋に落ちる時の長いまなざしのの行き来と交差、薬を口移しする時のねっとり感。それとはまた違ったベルジェとの“離れられない”運命共同体の楔と絆
『サンローラン』ニネ君のをみてサンローランの生涯を知ってたのが予習になりました。時代が飛んだり繰り返したりしてたので。ニネ君版はメゾン公認のクールなハイクオリティプロモ(いい意味で)、こっちは生々しく禍々しい濃厚な人生と時代の記録という感じ。
ファッションもアートも音楽もよくわかっていて,かつフランス語がかなりのレベルまでわかって,きっと初めて「サンローラン」がよくわかるのだと思いますの.でも,わからないわたしでも,耽美な画面には感動しましたわ.
サンローラン見てた。指定ついてるのになぜヌードをぼかすのか。わたしはぼかしが嫌いなんだよ違和感あって。お話淡々と長くて途中意識が散漫としてしまったなぁ…お衣装やアートコレクションは目を見張るし屈曲部で買い取りたいものばっかりだけど。
『イヴ・サンローラン』&『SAINT LAURENT/サンローラン』対比(個人的見解)。作品&演出は前者の方が好み。役者はどちらも素晴らしい。もし自分にセザール賞の投票権があったら大いに悩んでいたと思う。
『イヴ・サンローラン』は、まるでサンローラン財団公認で作られた参考資料だ、こっちの映画の予習用に。英雄でも寵児でも堕天使でも悲劇の人でもなく、その向こう側に彼はいる。
『SAINT LAURENT サンローラン』ドキュメンタリー含めると3本目のサンローラン映画。ぐっとインモラルでドラッグ酒セックスに堕ちていく。懐古シーンでH・バーガー。観念的な場面が多く好みでもないが、本人にフォーカスしており危うい魅力はギャスパー・ウリエルが勝る。
『SAINT LAURENT/サンローラン』に『危険なプロット』のエルンスト・ウンハウアーがほんの少し出ていたのだけど、その登場場面に唸らされた。あの「彼」と対比させる演出が巧い。
観るまでレアの出番時間の観点から、サンローランは1回観たら良いかなぁだったけど、出番は多いし内容もその煌びやかさ、深さ、浅はかさ、優しさ……に感情揺さぶられて、今静かに興奮してる。何度も何度も観たい。
『サンローラン』 クラブのシーンはものすごく感動的だ。冒頭でイヴがモデルを口説くとき、踊るモデルとイヴが同じ言葉を何度も繰り返すシーンは涙が出そうになる。また愛人バシャールと出逢うときの視線の交感はその感動を反復する。まるで両思いの一組の子どものように幼い親愛さを見る
ギャスパー・ウリエルの正面からの全裸フルフロンタルは彫像のような美しさがあるというのに、そこへモザイクを入れる映倫のセンスの無さ!「芸術」を描く作品にモザイクは不要だと強く感じた。<『SAINT LAURENT/サンローラン』。
『SAINT LAURENT/サンローラン』鑑賞。「美しい」それだけで罪、それだけで才能。ベルトラン・ボネロ監督の日本公開前作『メゾン ある娼館の記憶』の時にも感じたけど、彼の演出は行間を読み取るのが難しい。抽象的な描き方で本質が見えてこない感覚あり。
『サンローラン』凄く美しい映画だった。しばらくは思い出すだけで涙が浮かぶだろうな、素晴らしかった!
『サンローラン』鏡に映る自分の像、分割された画面。美の傍らで自分が自分でいられる境目。やがて指揮するように、撫でるように、そのゆるやかな手の動きの中で思う人生の瞬間。それはどんな時も美を求め、見つめ続けた自分自身を肯定し、祝福するようだった。途方もなく美しい。
『サンローラン』 ユートピアと戦争の間にお金の世界がある。ベルジェは父親のような存在としてユートピアと外界のバランスを保ち会社組織を拡大維持する。イヴが交渉や競争にさらされることはない。戦争は記録映像によって、お金は言葉の洪水によって、そしてユートピアは言葉を使わずに描かれる
『サンローラン』何度か出てくる画面分割、わたしはその意味を図りかねたのだけど、ラストのショーのこの為の布石だったのかと思って鳥肌が立った。時系列も弄られ、遂には現在と過去が入り混じり、あの最高のラストシーンとなった。死んだ筈の彼はベルジェの傍で艶然と微笑んでいる。作りが上手いわ。
『サンローラン』を観る。喧騒と絢爛、フォーカスはぶれ、常に鏡に姿を映されながら、ひとりの人生がトリッキーな画面から実像へと結びついていく。彼を語る上で重要なセクシュアリティのむき出しに目を瞠り、同時に陶酔する。蛇と犬の対比を見るべし
イヴ・サンローラン ギャスパー・ウリエル
ピエール・ベルジュ ジェレミー・レニエ
ジャック・ド・バシャール ルイ・ガレル
ルル・ドゥ・ラファレーズ レア・セドゥ
1989年のイヴ・サンローラン ヘルムート・バーガー
アニー・マリー・ムニョス アミラ・カサール
ベティー・カトル エイミリン・バラデ
ムッシュ・ジャン・ピエール ミシャ・レスコー
ドゥーザー夫人 ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
ルネ ヴァレリー・ドンゼッリ
タリタ ジャスミン・トリンカ
リュシエンヌ ドミニク・サンダ
●スタッフ●
監督 ベルトラン・ボネロ
字幕 松浦美奈
●その他●
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