【2022年8月20日公開,179分】
【監督】濱口竜介【原作】村上春樹【脚本】濱口竜介、大江崇允
【キャスト】
家福悠介 | 西島秀俊 |
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渡利みさき | 三浦透子 |
家福音 | 霧島れいか |
高槻耕史 | 岡田将生 |
村上春樹が2013年に発表した短篇小説に、カンヌ・ヴェネチア・ベルリンをはじめ国際映画祭で高い評価を得た濱口竜介が挑む意欲作。舞台俳優の主人公・家福(かふく)に西島秀俊、ヒロインのみさき役に三浦透子を迎え、愛と喪失、希望の物語が紡がれる。濱口竜介は東京藝術大学大学院映像研究科で黒沢清に師事し、修了制作作品「PASSION」が2008年・第56回サンセバスチャン国際映画祭で注目を浴びた。その後、「ハッピーアワー」が2015年・第68回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。2018年の商業映画デビュー作「寝ても覚めても」はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。さらに2020年、脚本を担当した黒沢清監督「スパイの妻<劇場版>」がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)に輝く。また、公開を控える監督作「偶然と想像」は2021年・第71回ベルリン国際映画祭銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞するなど、いま世界中から注目を集めている逸材だ。今回、濱口竜介と初タッグを組む西島秀俊は、2005年に市川準が監督した「トニ―滝谷」でナレーションを担当し、村上春樹作品を経験済み。濱口の師匠筋にあたる黒沢清監督の「ニンゲン合格」(98)や「クリーピー 偽りの隣人」(16)で主演を務めたこのベテラン俳優を濱口がいかに演出するのか期待が高まる。一方、ヒロインの三浦透子は「ロマンスドール」「おらおらでひとりいぐも」の演技に加えて、「天気の子」の主題歌を歌ったことで人気急上昇中の女優・アーティスト。本作では、主人公の愛車を運転する、寡黙でありながら芯のあるドライバーみさきを演じている。さらに、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻役には、Arc アーク」など公開作が目白押しの岡田将生、秘密を抱えたままこの世を去る家福の妻・音役を、村上春樹の長篇の映画化「ノルウェイの森」の霧島れいかが演じている。-公式サイト-
あらすじ<STORY>
舞台俳優・演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻がある秘密を残したまま突然この世を去ってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすうちに、それまで目を背けていたあることに気づかされていく。
『ドライブ・マイ・カー』を観た人の感想、評価、口コミ
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◉『ドライブ・マイ・カー』
3時間があっという間に過ぎて行った。
観る前に睡魔に襲われていたのが鑑賞中どんどん引き込まれ眠気も吹っ飛んでいた。
もう一回観たい‼️
映画ファンとして最も幸せだと思える瞬間って、
楽しみにしてた作品が期待してた以上に面白かったということだと思います🚗
◉『ドライブ・マイ・カー』観ました😭
小説を一気に読み終えたような…
ラストまるで舞台を観てたかのような錯覚。震えました…
◉『ドライブ・マイ・カー』
初日に観てきた。
タイトルの意味合いを考え出すと涙が出てくる。
◉『ドライブ・マイ・カー』
決してわかり合えないと知りながら、言語と思考、
コミュニケーションで相手の心の奥底へ近づこうともがくThe 濱口竜介な映画
物語とは、演じるとは、生きるとは…
多くのテーマが絡み合って現れる豊かさと圧倒的強度。
とても語り尽くせない… 繰り返し観たい逸品
◉『ドライブ・マイ・カー』
179分の時間、全く感じないほど構成が良く、良作でした。
西島さんも岡田さんも良い、すごく良い!
◉『ドライブ・マイ・カー』
とっても素敵な作品でした。
今は余韻を噛み締めて、上映終了の頃に滑り込みでもっかい見たい。
◉『ドライブ・マイ・カー』
フランス版ポスターに使われているここの場面で、
僕はこの映画に一気に心を鷲掴みにされた。
ここから彼ら2人の関係性が前に駆動し始めるからだ。
ここの場面以外でも、この映画では「トンネルを抜ける場面」の反復で
毎回登場人物の感情を変化させるがズルいなぁと思います。
◉『ドライブ・マイ・カー』みたよ。
後部座席に乗っているみたいに身を任せているうちに目的地に連れて行ってくれる、
静かなアトラクション映画と呼べるかもしれません。
いい時間を過ごしました。帰り道の運転がいつもより軽やかだったように感じます。
人は虚しさと共に生きていく。チェーホフがぴたりハマる時代になってしまったんだな…。
いや、でも分かってるんだけど、受け入れたくないっていう気持ちも出てきちゃうんだよなぁ。
諦めたくないっていうかさ。