映画 映画レビュー 邦画

【レビュー】映画『新聞記者』

2019年7月1日

「松坂桃李のさすがの演技に脱帽!」「灰色な世界で光を失わないシム・ウンギョンの瞳が印象的!」「あの意味深なラストが気になる!」


上映中【2019年6月28日(金)公開】

 

東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案に、「怪しい彼女」のシム・ウンギョン×松坂桃李主演で映画化。政権が隠す権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を活写するサスペンス。共演は「今夜、ロマンス劇場で」の本田翼、「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」の岡山天音。監督は「デイアンドナイト」の藤井道人。-Movie Walker-

 

あらすじ<STORY>

日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育った吉岡(シム・ウンギョン)は、ある思いを秘めて東都新聞の社会部記者として働いている。そんなある日、彼女のもとに大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。その真相を究明するため、早速、吉岡は調査を開始。一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は、「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権に不都合なニュースをコントロールする現在の任務に葛藤していた。愛する妻(本田翼)の出産が迫るなか、杉原は尊敬する昔の上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう……。真実に迫ろうともがく女性記者と、“闇”の存在に気付き、選択を迫られる若手エリート官僚。そんなふたりの人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる……。

●キャスト●

シム・ウンギョン
松坂桃李
本田翼
岡山天音
郭智博
長田成哉
宮野陽名
高橋努
西田尚美
高橋和也
北村有起哉
田中哲司
望月衣塑子

●スタッフ●

監督藤井道人
製作河村光庸
プロデューサー河村光庸 、 高石明彦
原案望月衣塑子
脚本詩森ろば 、 高石明彦 、 藤井道人
企画河村光庸
撮影今村圭佑
音楽岩代太郎
主題歌OAU

映画『新聞記者』を観た人の感想、評価、口コミ

※皆様からの感想や口コミも随時募集しています☆
下記のコメント欄にお気軽に書き込んでください!!

 

◉新聞記者
新宿ピカデリー
藤井道人監督、さすが。
テンポ、緊迫感、感情が溢れ出る人、隠す人、展開も面白く、美しいカットに溢れてた。
映画としては面白いけれど、スポットライトやペンタゴン・ペーパー、
記者たちのような実話ベースではない点は取扱注意。
このような映画も公開できる日本は平和。

 

 

◉映画「新聞記者」を観た。とても怖かった。
権力に支配される国家はありえない。
数年前に高学歴で優秀、そして正義感に溢れ熱血漢の知人が、
「もうやってられない!」と言って勤めていた内閣府を突然辞めた。
その理由がやっとわかった。
絶対、選挙に行こうと思った。

 

◉【新聞記者】
日本人は、いや人間は組織の中でしかイイ仕事ができないのだろうか?
そう刷り込まれているだけじゃないだろうか?エリート官僚の情けない姿多数。

シム・ウンギョンの抑えた演技が見事に嵌る。
内閣情報調査室の糞っぷりを盛った社会派ドラマとしてこれは貴重。
配給会社にも拍手。

次のページへ >

最新みんなのレビュー

懐かしい愉しさも!

2025年12月23日

意外と世代を越えた笑いに対応。イケメンだけじゃなく幼い頃抱いた好きなものへの純粋さにもキュン♡27日から日本語字幕版が一部あり親子連れなどもより楽しめそう!

ねこ

美しく優しいヒューマン恋愛映画

2025年12月20日

優しさとあたたかさと愛の深さの余韻が残る作品です。全てが繋がった時に、『さよなら…』の楓の歌詞の意味が分かりました。無駄な場面はひとつもなく、全てが繋がっている美しいストーリーでした。

たえ

時間とお金の無駄づかい

2025年12月20日

キャスト、経費は掛かってるけど、これはヒドイ。笑わせたいのか、ドラマを見せたいのか、理解できない。佐藤二郎が爆弾で好演したあとだけに、落差が激しい。

高級食材を使って作った食事がコレ、という衝撃。期待が大きかっただけに、残念。

しん

皆さんの観たお気に入りの映画のレビューを書いて盛り上げましょう♪
この記事を書いた執筆者・監修者
この記事を書いた執筆者・監修者
kog

ポプバ映画部:茉下 小路

映画ライター・編集者として10年以上のキャリアを持ち、最新の話題作から名作クラシック、国内外の映画賞事情まで幅広く網羅。
映画興行収入や視聴率、配信動向などのデータ分析にも強く、作品レビューとともに市場動向を読み解く記事に定評があります。映画メディアやエンタメ系ニュースサイトでの執筆実績も多数。独自の取材ルートと考察力を武器に、一次情報とファン目線のバランスを意識した執筆を心がけています。