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『あんぱん』第3週は“青春の三角関係”が本格化!嵩・のぶ・千尋のもどかしすぎる想いの行方

2025年4月11日

『あんぱん』第3週は“青春の三角関係”が本格化!嵩・のぶ・千尋のもどかしすぎる想いの行方

NHK朝ドラ『あんぱん』が第3週に突入し、物語はいよいよ“青春の火花”が散る新展開へ。

嵩(北村匠海)、のぶ(今田美桜)、千尋(中沢元紀)という3人の関係が一気に加速し、友情と恋心が入り混じる“もどかしさ”が視聴者の胸をくすぐります。

のぶの明るさと破天荒な魅力に惹かれる男子たちと、それに戸惑う嵩。優しさゆえに一歩引いてしまう千尋。第3週は、そんな“揺れる3人の関係”にじっくりと焦点を当てたエピソードとなりました。

嵩、初めての嫉妬──知らなかった気持ちに戸惑う自分

嵩の心がザワつき始めたのは、海軍中尉・貴島の登場がきっかけ。

のぶが彼と親しげに話す姿に、心のどこかで“ムッ”とした自分に戸惑います。今まで感じたことのない感情。頭ではわからなくても、胸の奥がチリチリする。

「これは病気ですか?」

そう伯父の寛(竹野内豊)に相談する嵩に、視聴者の多くは「それ、恋です」とそっとツッコミを入れたはず。

自覚のないまま始まった嵩の初恋。けれど、それを言葉にできない不器用さが彼らしい。

のぶ、ルールを超えて走る!パン食い競争で見せた真っ直ぐな想い

地元の祭りで行われたパン食い競争。女子は出場不可という“時代の壁”にも負けず、嵩の代わりにのぶが走ることに。

結果は1位ながらも失格──でも、その姿勢は誰よりも輝いていました。

嵩はタスキを渡すことで、のぶにチャンスを託した。のぶはその想いを受け取り、全力で走った。

その“間接的な共闘”こそが、2人の関係を象徴していたとも言えます。

千尋の優しさが、関係性に新たな風を吹き込む

一方、のぶをさりげなくサポートし続ける千尋の存在も見逃せません。

繰り上げ1位で手に入れたラジオを、何も言わずのぶに譲る姿。幼なじみならではの距離感で、のぶの心に寄り添う姿勢。

のぶが明るく輝く陰には、千尋のような“黙って支える人”の存在があった。

そのやさしさは、時に嵩を焦らせる原因にもなっていきます。

嵩の成功と迷い──入選という“答え”を得た少年の決断

漫画賞に応募し、見事入選を果たした嵩。

夢への一歩を踏み出しながらも、その表情にはどこか曇りがある。

「これで良かったのか」

「のぶにどう思われたか」

そんな気持ちが渦巻いているのです。

賞金を手にした嵩は、のぶに見せるでもなく、それを胸にしまいます。

恋と夢、どちらにもまっすぐ向き合おうとする少年の揺れ動く心。それこそが、この週最大の見どころだったのかもしれません。

“青春の三角関係”は誰の視点で見るかで印象が変わる

この第3週、注目すべきは「誰の視点で物語を見るか」によって、全く印象が変わるという点です。

  • 嵩視点:のぶを想うがうまく言葉にできない。千尋への嫉妬が芽生える。

  • 千尋視点:のぶの幸せを願いつつ、自分の想いは心に秘める。

  • のぶ視点:無邪気で自由。けれど、人の気持ちには意外と敏感。

誰に感情移入するかで、物語の輪郭が変わる。これは『あんぱん』という作品が持つ、静かな深さでもあります。

第4週へ向けて──関係の行方はますます目が離せない!

次週以降も、のぶ、嵩、千尋の関係性はさらに揺れ動いていきそうです。

のぶは誰を選ぶのか。嵩は告げられぬ想いをどうするのか。千尋の“静かな強さ”がいつかのぶに届く日は来るのか。

『あんぱん』の“青春パート”は、甘さだけでなく、ほろ苦さを丁寧に描いてくれるからこそ、多くの視聴者の心に残るのです。

まとめ|青春とは、ままならない想いの連続である。

第3週「なんのために生まれて」は、まさに“青春のままならなさ”を詰め込んだエピソードでした。

言葉にできない気持ち

届きそうで届かない距離感

すれ違いながらも、誰かを想う心

それらが静かに、でも確かに積み重なっていく──。

『あんぱん』は、青春を“美化しすぎず、けれど温かく”描く、稀有な作品だと改めて実感させられる1週間でした。

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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ ドラマ部:佐伯・Pちゃん

脚本家の視点でドラマを深掘る、雑食系オタクライター。
幼少期からドラマと映画が大好きで、物語を追いかけるうちに自然と脚本を書き始め、学生時代からコンクールに応募していた生粋の“ストーリーマニア”。現在はドラマのレビュー・考察・解説を中心に、作品の魅力と課題を両面から掘り下げる記事を執筆しています。
テレビドラマは毎クール全タイトルをチェック。「面白い作品だけを最後まで観る」主義で、つまらなければ途中でドロップアウト。その分、「最後まで観る=本当に推したい」と思える作品だけを、熱を込めて語ります。
漫画・アニメ・映画(邦画・洋画問わず)にも精通し、“ドラマだけでは語れない”背景や演出技法を比較的視点で解説できるのが強み。ストーリーテリング、脚本構造、キャラクター心理の描写など、“つくる側の目線”も織り交ぜたレビューが好評です。
「このドラマ、どう感じましたか?」を合言葉に、読者の感想や共感にも興味津々。ぜひ一緒にドラマの世界を深堀りしていきましょう!

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