ポップバースミックス
ポップカルチャーの交差点、あなたが主役のエンタメ宝庫の旅へ!
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晴原柑九朗は気象庁の研究官であり、テレビのお天気コーナーに出演しています。彼はまた、気象災害から人命を守る特殊災害対策部(SDM)の一員としても活動しています。晴原は自身の熱意を生かし、最強のSDMチームを結成していきます。この物語はコミック『BLUE MOMENT』に基づいています。
原作:小沢かな『BLUE MOMENT』(BRIDGE COMICS/KADOKAWA)
脚本:浜田秀哉(『イチケイのカラス』シリーズ、『絶対零度』シリーズ 他)
音楽:佐藤直紀(『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ、映画『ゴジラ-1.0』他)
主題歌:ボン・ジョヴィ『レジェンダリー』(ユニバーサル ミュージック)
挿入歌:山下智久『Perfect Storm (feat. TAEHYUN of TOMORROW X TOGETHER)』
演出:
田中 亮(『イチケイのカラス』シリーズ、『コンフィデンスマンJP』シリーズ 他)
森脇智延:(『イチケイのカラス』シリーズ、『SUITS/スーツ』シリーズ 他)
下畠優太:(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『うちの弁護士は手がかかる』 他)
制作プロデュース:古郡真也(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『翔んで埼玉』シリーズ 他)
プロデュース:
高田雄貴(『イチケイのカラス』シリーズ、『刑事ゆがみ』他)
栗原彩乃(『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』、『ナンバMG5』他)
制作著作:フジテレビ
雲田彩の立ち位置いる?キャラ的にも演技的にも微妙・・。本田翼の行動の謎も正直全く気にならない・・。来週の夏帆に期待!
観測史上最強クラスの台風が東日本に接近!埼玉で大規模陥没発生
観測史上最強クラスの台風が東日本に迫る中、埼玉県で遠隔豪雨が発生し、大規模な道路陥没が起こりました!混乱の中、晴原柑九朗(山下智久)は迅速な解析を開始。園部優吾(水上恒司)は現場に急行し、救助活動に全力を注ぎます。汐見早霧(夏帆)は負傷者たちの処置を行いながら、SDMとして初めて一般人の死者が出たことに胸を痛めています。
「最後まで戦い続ける」——その決意を胸に、晴原は台風が迫る東京へと向かいます。暴風雨に対する注意喚起をメディアやSNS、無線で試みるも、停電や通信障害が対応を妨げます。そんな中、雲田彩(出口夏希)と丸山ひかる(仁村紗和)は現地へ向かうことに。
彩とひかるはマンションの管理人に注意喚起を呼びかけ、一軒一軒訪ねて回ります。途中、自主避難者の目撃情報が入り、急ぎ緊急保護に向かいます。合流に成功し、避難を急ぐ彼女たちを急激な暴風が襲います。果たして彼女たちは無事に避難を完了できるのでしょうか…!
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国家防災プロジェクトの危機!台風接近とガス爆発がもたらす緊急事態
国家防災プロジェクトの工場で、まさかのガス爆発事故が発生しました!プロジェクトを進めていた園部肇一(舘ひろし)は、一瞬にして窮地に立たされます。安心安全を謳ったエネルギーが爆発し、全国民が驚愕する中、緊急記者会見が開かれました。
一方、園部をさらに追い詰める存在が現れます。それは、彼のポストを狙う野心的な政治家、新島元樹(伊藤英明)です。園部の立場はますます厳しくなります。
そんな中、晴原柑九朗(山下智久)と雲田彩(出口夏希)の解析により、260万人以上の避難者が予想される観測史上最強クラスの台風が東日本に迫っていることが判明しました!一都四県の危機管理課と防災危機管理部の責任者を集め、SDM一同は大規模な避難計画を提案します。
しかし、東京都の責任者・倉田英子(映美くらら)は、予想が外れた場合の多額の損害、そして園部が関与するSDMが指揮を執ることへの不安から、提案を保留にしてしまいます。
まずは事故の疑惑を払拭するために、園部は住民たちのクレームを受けながらも、現地へと足を運びます。同じ志を持つ晴原、彩、山形広暉(岡部大)、丸山ひかる(仁村紗和)も現場に駆けつけました。
晴原は、爆発事故の原因に気象が絡んでいると考え、台風の解析と並行して本件の調査を進めることにします。その頃、園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)は、台風に備え、医師の調整協力を依頼するために前医療班統括責任者・志賀浩一郎(神保悟志)の元を訪れました。
SDMが総力を挙げて対策を進める中、観測史上最強クラスの台風が東日本に直撃するまで、あと5日に迫っています。園部と仲間たちは、この危機を乗り越えることができるのでしょうか?国家防災プロジェクトの運命は、彼らの手に委ねられています。
視聴率:6.6%
園部肇一(舘ひろし)が推進していた国家防災プロジェクトの工場でガス爆発事故が発生!住民たちは国を訴えると緊急記者会見を開きました。かつて「安心安全なエネルギー」と謳われたガスが爆発したことで、園部は窮地に立たされ、彼のポストを狙う新島元樹(伊藤英明)は、園部に金の使い道を明かすよう迫ります。
園部はSDMメンバーに「隠蔽などしてない」と告げ、安心させます。しかし、そんな中、観測史上最強クラスの台風が東日本に接近中であることが、晴原柑九朗(山下智久)と雲田彩(出口夏希)の解析によって判明。260万人以上の避難者が想定される大規模な災害が目前に迫っています。
晴原は、一都四県の危機管理課と防災危機管理部の責任者を集め、SDM一同は2日前からの大規模な避難計画を提案します。しかし、東京都の責任者・倉田英子(映美くらら)は、予想が外れた場合の多額の損害を指摘し、さらに園部が関与するSDMが指揮を執ることに抵抗を示します。
倉田は「世論が納得しますか?」と反論。結果、晴原の提案は保留にされてしまいます。
園部は住民たちのクレームを受けながら、その地域に足を運びます。同じ想いを持つ晴原、彩、山形広暉(岡部大)、丸山ひかる(仁村紗和)も現場へ駆けつけます。晴原は爆発事故の原因に気象が絡んでいると見て、台風の解析と並行して調査を進めることに。
その頃、園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)は台風に備え、医師の調整協力を依頼するため、前医療班統括責任者・志賀浩一郎(神保悟志)の元を訪れます。しかし、志賀は相変わらず態度が悪く、園部大臣に老害と言われたことを根に持っているようです。
SDMが総力を挙げる中、観測史上最強クラスの台風が東日本に直撃するまであと6日。食堂にて園部は新島と会います。
新島は「ご用件は?すべてが私の描いた絵図かどうか?…答えるまでもありませんよ」と挑発的に言いますが、園部は「答えになってませんよ」と返します。
新島は、女性議員や若手を投入した内閣改造はパフォーマンスで、内閣の顔はSDMを指揮する園部大臣。その園部が汚されたらムードが変わる。国民はムードに流されやすいから、園部大臣を狙ったのです。
新島は「(ポストの)椅子、開けてもらいますよ」と言い放ち、去っていきました。
台風が東日本に直撃するまであと4日。晴原は避難推奨区域を倉田英子らに伝えますが、倉田は従来の避難方法を取るという。市民に情報を開示し、自主的な避難を促すとのことです。雲田は「台風の周囲の水蒸気量が足りない」と指摘し、晴原は「よく気づいたな」と褒めます。
その中で、山形とひかるが指揮車両にやってきて、事故が起きる午前6時半ごろ、工場の近くでガスの匂いがしたという証言を報告します。ガスは無臭ですが、家庭のガスには匂いがつけられているため、プロパンガスが流れてきたのかもしれません。
汐見は優吾に「名もなき医療従事者として誇りを志賀先生が捨てたと思わない」と告げ、優吾は志賀に会い、汐見の思いを伝えます。志賀は「SDMに未来はあるのかね」と疑問を抱き、園部が辞任会見をすると聞いていました。
その頃、園部は記者会見を開きます。会見はSDM指揮車両からも見守られています。
園部は「今の私にできることは何か。1つだけあります。私の政策活動費を公開します」と宣言。その場にいた他の議員は「なんてことしてくれるんだ。他の議員も公開せざるを得なくなる」と憤りますが、園部は「考えれば公金の収支を明らかにするのは当たり前のことじゃないですか。私には決めてることがあります。迷った時は困難の道を選ぶ。そして全身全霊をかけて突き進む。それが政治家としての私の信念です」と強く主張します。
晴原と雲田たちは事故の解析を進め、ガス漏れがあった場所が「坂和公民館」であることを突き止めます。職員は「その時期は工事で閉鎖してました」と説明しますが、防犯カメラ映像から、ガス漏れが工事の一環で発生したことが判明します。
翌日、台風直撃まであと3日。晴原たちは住民たちを集めて調査結果を報告します。原因は公民館のガス漏れで、冷えた空気が低地の工場に流れ込み、ガスがたまったところに静電気で引火し、爆発が起きたのです。工事をしていた業者がガスの元栓を締め切っていなかったことも判明します。
その業者は、自治会長の北里健二(羽場裕一)の息子、まさる(今井悠貴)でした。まさるは「俺の責任です。でも怖くて。申し訳ございませんでした」と謝罪します。
園部大臣の政策活動費の大半が防災プロジェクトに使われていると知った倉田英子は、SDMが指揮を執ることに全面的に賛成します。汐見が志賀が医師の調査をしてくれていると報告し、志賀は「汚名返上させてもらいますよ」と告げます。園部は「SDM主導でこのスーパー台風に立ち向かう」と宣言します。
翌日、台風直撃まであと2日。晴原と雲田、優吾はヘリで現地へ向かいます。台風直撃まで60時間を切り、沢渡は広域安全避難の開始を支持します。避難計画は驚くほど速くトップの了承を得ました。一都四県のトップの間で経団連が出した損失プランが検討され、園部は新島が経団連に働きかけたことに感謝します。
新島は「お聞きでしょう。私が党を離れること。新党、いっしょに立ち上げませんか」と誘いますが、園部は「私は党を離れるつもりはない」と断ります。新島は「次こそは確実に椅子
を開けてもらいますよ。その前に未曽有の危機からこの国を守ってください」と挑戦的に言い残し、その場を去りました。
その後、園部大臣もSDM本部へ。避難は順調に進んでいます。そのころ、ヘリでは水蒸気の量を調べていました。晴原は「PRE(Predecessor Rain Event)、いわば遠隔豪雨。台風が来る前に災害が起きる」と指摘。分析によると、今から半日後、埼玉県鷹江市・尾沼市で遠隔豪雨が起きる可能性が高いと判明しました。SDM本部から埼玉県にタイムラインの前倒しを要請します。
失われた5年の真実が明かされる!
「生きて――」 上野香澄(平岩紙)はこの言葉を呟き、晴原柑九朗(山下智久)を庇いながら、土石流に巻き込まれたのです。
晴原が目を覚ました時、周囲には緊張感が漂っていました。丸山ひかる(仁村紗和)が5年前の関東南部豪雨で何が起こったのかを話し始めたのです。この物語の核心に迫る彼女の語り口には、観る者を引き込む力があります。
5年前、上野と一緒にいた園部灯(本田翼)は、上野の息子・海斗(石塚陸翔)が危険区域にある保育園に取り残されていることを知ります。怪我をしていた上野の代わりに「必ず戻ってくる」と約束し、灯は保育園へ向かいました。その保育園で働いていたひかるは、灯と共に海斗を避難させようとしましたが、途中ではぐれてしまったのです。そして灯は、海斗を庇って命を落としました。
それから3か月後、SDMは活動を停止しました。そんな中、気象予報士の試験に合格した雲田彩(出口夏希)がテレビのお天気コーナーに出演し始めます。一方、晴原は無意味に感じる研究に没頭し続け、周囲の心配を呼びました。園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)が訪れた時、晴原はSDMに対して後ろ向きになっていたのです。
視聴率:6.6%
海斗はSDM本部にて、晴原、園部優吾(水上恒司)、汐見早霧(夏帆)に相談を持ちかける。無線で雲田も参加し、深刻な話し合いが始まる。
海斗は母が晴原を守ろうとした際、自分のことを考えなかったのかと疑問を投げかける。晴原は真剣な表情で答える。「灯も上野も、目の前の命を救おうとしたんだ」
さらに、海斗は母がSDMメンバーから慕われていたことを知り、「母を誇りに思っていいのか」と問う。優吾は力強く答える。「当然だ」
晴原も自分が重い荷物を背負っていると告げ、苦しい時にどうにもならないことがあると打ち明ける。海斗はそんな時、母のメッセージ動画を見るという。動画内で上野は、苦しみが財産であり、苦しみの中で出す答えが人を強くすることを語り、耐えられない時は大切な人に頼ることを訴えていた。
「生き抜いてほしい」という母の言葉に、海斗は深く感動し、晴原に頼ることを約束する。そして晴原は、「命を救った者同士、共に苦しんで強くなろう」と誓いを立てる。
海斗が無事に戻ったことで、SDM本部は活気を取り戻す。テレビ局にいる雲田は、晴原に「力を貸してほしいことがあります。天気予報は何のためにありますか」と問う。晴原は迷わず答える。「天気予報は命を救うためにある。でも予測だけでは命を救えない。だからSDMが必要なんだ」
雲田の解析を手伝うため、優吾・早霧はもちろん、山形(岡部大)・ひかる(仁村紗和)・沢渡(橋本じゅん)も協力を申し出る。園部大臣(舘ひろし)は「現場の総意をもってSDMは再開すべき」と進言する。
晴原は、熱雷(ねつらい)が起きる危険性をテレビ局員の藤村四季(田中圭)に伝えるが、確実でないため放送できないと拒否される。「こんなことが起こると思わなかった。俺はもうこの言葉を聞きたくないんだよ。そこに救える命があるなら、俺たちがすべきことはひとつしかないだろ?」と晴原は熱く訴える。
藤村は生出演予定の衆議院議員・新島元樹(伊藤英明)の顔色をうかがうが、判断を下せない。そんな中、晴原は生中継で緊急避難を呼びかけるため、走って現場へ向かう。
晴原のおかげで甚大な被害は免れ、視聴者から感謝の声が多数届く。雲田が藤村からのお礼のドーナツを持ってくると、晴原はトラウマだったドーナツを食べ、「SDM、再始動だ」と宣言する。
藤村からの電話で、群馬県坂和町のガス工場で爆発事故が起きたことを知る。住人たちが「これは人災。国を訴えます」と主張し、国家防災プロジェクトの責任者である園部大臣が隠蔽していたという。
そんな中、SDM本部に観測史上最大クラスの台風情報が流れる。関東に直撃するまで、あと10日――。
衝撃の告白と迫り来る災害
「私が奪った、あなたのかけがえのない人の命を―」。突然の告白に、晴原柑九朗(山下智久)は動揺を隠せません。この衝撃的な言葉を放ったのは上野香澄(平岩紙)。一体、何が起こったのでしょうか?
5年前、関東南部豪雨の夜、上野香澄は園部灯(本田翼)と一緒に行動していました。灯の指示に従った人々は皆助かったという事実。しかし、その無線を聞いていた園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)は、灯が命の危険を冒してその場を離れた理由を上野に問い詰めます。その答えは未だ闇の中。そんな緊迫した状況下、指揮車両に突然のアラートが鳴り響きます!
海上竜巻が発生し、気象観測船と漁船が接触事故を起こしました。さらに、観測船は多量の水蒸気を観測中。この情報を受けた晴原は、「その水蒸気が線状降水帯を生みだし、東海地方で集中豪雨が起きる」と予測します。園部肇一(舘ひろし)が『国際防災会議』で不在の中、現場の指揮はSDMメンバーに委ねられました。
指揮を執る晴原は、危険が迫る船内で混乱する要救助者を勇気づけ、遠隔での解析を進めます。一方、集中豪雨の危機が迫る中、園部の代わりに立花藍(真矢ミキ)が指揮を執ることに。各メンバーの悩みや思いが交錯する中、SDMは総力を挙げてこの難局に立ち向かいます!
視聴率:6.3%
5年前の大規模豪雨災害は、SDMメンバーの上野にとっても、彼らのリーダーであった灯にとっても忘れられない出来事でした。今回、その真相がついに明らかになります。
「私が奪った。あなたのかけがえのない人の命を。灯の命を・・・」上野は、SDM車両に戻った晴原たちに語り始めました。
当時、上野と灯は共に避難誘導を行っていました。灯は多くの人々に二階以上へ避難するよう呼びかけ、その指示に従った人々は無事に助かりました。しかし、その場を離れた後、情報が錯綜し、疑心暗鬼になった人々の中には避難が遅れた者もいました。
「灯は悪くない。最後の最後まで誰よりも強く優しく、目の前の命に全力で向き合っていた」上野の言葉に、無線で聞いていた優吾は核心を突く質問をしました。「なぜ灯が危険を冒してでもその場を離れたのか?」
「あのとき灯は・・・」と上野が言いかけたとき、晴原が「それ以上は今じゃなくていいです」と止めました。
「記憶の中で灯に会えたような気がすると、園部灯は最後まで園部灯だった。知れて良かった」と晴原が言うと、上野は「私を許しちゃいけない」と続けました。
実は、灯の行動が問題視され、週刊誌で報道されそうになったとき、それを止めたのは上野でした。知り合いを通じて報道を握りつぶしてもらったのです。理由は、灯の死に注目が集まるのを避けたかったから。
さらに上野は、灯がその場を離れようとしたとき、危険だと分かっていながら手を放してしまった自分を責めていました。この事を、SDMが正式運用になったときに全て話そうと決めていたのです。
「SDMはもう大丈夫」と判断した上野は、今回を機にSDMから離れる決意を皆に告げました。
上野の告白が終わるや否や、突如SDM車両にアラートが鳴り響きました。新たな災害が発生したのです。紀伊半島沖で、気象観測船と漁船が海上竜巻に巻き込まれて接触事故が発生。漁船は沈没し、乗組員は気象観測船に避難していました。しかし、気象観測船も損傷し、竜巻を避けながら救助する必要がありました。
さらに、気象観測船は現地で多量の水蒸気を観測していました。晴原はその情報をもとに、東海地方に線状降水帯が発生する可能性が高いと判断します。それは5年前と同等の集中豪雨。
「この大規模災害を、必ず俺たちが食い止める!」晴原は決意を新たに、気象観測船を救助するために動き出しました。
晴原は船長の保科と無線で連絡を取り、比較的風や波が穏やかな場所に誘導していきました。しかし、船内で火災が発生し、緊急事態に。さらに、破損した部分から浸水し、このままでは沈んでしまう危機に直面します。
「皆さんの大切な人を心に思い浮かべてください。我々SDMは皆さんを救うことを諦めない。一緒に戦いましょう」と晴原は船員たちを落ち着かせ、救命艇を準備させました。
無事に救命艇に乗り移った船員たちは、巡視船に助けられました。保科船長からは、水蒸気観測データも無事だという連絡が入りました。
晴原は急ぎ観測データを解析し、岐阜県笠山市付近で線状降水帯が発生する可能性が極めて高いことを突き止めました。現地に到着した優吾と汐見は、警戒準備を進めていました。
しかし、土砂災害のリスクが高まり、避難が遅れた住民の救助が急務となります。汐見はクラッシュシンドロームの危険があるけが人を処置し、何とか救い出すことに成功しました。
晴原は、上野にSDMに残って欲しいと頼みました。「上野さんも苦しんできた。もう自分を許してあげてください。上野さんはかけがえのない仲間。灯もそう言うはずです」と語りかけました。
上野は涙を流しながらも、決意を新たにSDMのジャンパーを羽織り、動き出しました。現地で土石流が発生し、巨大なコアストーンが進路を変えて落ちてきたとき、上野は晴原を押し倒して助けました。
しかし、上野の頭上には大きな石が落下してきて・・・
息を呑む感動のドラマ、いよいよ始動!
晴原柑九朗(山下智久)は、関東南部豪雨の合同慰霊碑を訪れました。そこには、かつてのSDMメンバー・丸山ひかる(仁村紗和)の姿が。晴原は、園部灯(本田翼)の最後の行動の真相を問いかけますが、ひかるは何も語らず苦悩の表情で立ち去るのでした。このミステリアスなシーンが、新たな波乱を予感させます!
その頃、SDM本部には上野香澄(平岩紙)の息子・海斗(石塚陸翔)が一人で現れます。母親との約束を何度も破られた海斗は、翌日に長野で開催される全国紙飛行機大会に出場するから、絶対に来てほしいと訴えます。しっかりした性格に驚く雲田彩(出口夏希)たち。しかし、上野が慌てて海斗を連れ出し、SDMの打ち合わせが開始されます。
静岡地震の試練!
三日前、静岡で地震が発生し、道路が分断されたエリアに10名ほどが取り残されました。救援医療物資を運ぶ手段がなく、携帯電話も繋がりにくい中、汐見早霧(夏帆)のオンライン診療と防災ドローンの実用が決定されます。ドローン運用には上野の協力が必要不可欠。しかし、運用開始日は海斗の全国紙飛行機大会の日!
緊迫の救援活動!
翌日、上野は大学の後輩だった灯への想いを胸に業務を優先します。ドローン運用は順調に進み、上野は大会が終わる前に海斗の元へ向かえるかと思われましたが、新たな要救助者が発生。ドローンのバッテリー残量も少なく、晴原は気象を読み、最短ルートで現場に医療物資を届けようと試みますが…!
視聴率:5.8%
沢渡(橋本じゅん)は、灯(本田翼)の最後の行動の真相について「鍵を握る人物」を晴原(山下智久)に教える。その人物とは一体誰なのか?その真実を探るため、晴原は関東南部豪雨の合同慰霊碑を訪れる。
慰霊碑で晴原が見つけたのは、SDMメンバー・ひかる(仁村紗和)の姿だった。彼女は灯の最後の行動について何かを知っているかもしれない。晴原は真実を知るため、ひかるに問いかける。
晴原「灯の最後の行動を知っているか?」
ひかる「いつかこんな日が来ると思ってた。私はもうSDMにいられない」
晴原「すべての出会いには意味がある。これからも力を貸してほしい」
しかし、ひかるは答えを出さず、苦悶の表情で立ち去ってしまう。
15年前の大学時代、晴原が一人で空き教室で寝ていると、灯が現れた。彼女は彼を「浦和の天才数学少年、晴原くんでしょ」と呼びかけ、小学生時代に全国算数コンクールで対戦したことを思い出させる。
灯「一緒に気象学をやろうよ」
灯は晴原の手を空に伸ばさせて、幻日という気象現象を説明する。その時の彼女の情熱は、晴原を気象学の世界へと誘うきっかけとなった。
SDM本部に、上野(平岩紙)の息子・海斗(石塚陸翔)が一人でやってきた。上野が不在のため、SDMメンバーが彼の話を聞くことに。彼は母親が自分との約束を破り続けていることを訴える。そして、全国紙飛行機大会のチラシを取り出す。
その一方で、静岡で発生した地震の影響で道路が分断され、救援医療物資の運搬が困難な状況に。そこで、早霧(夏帆)のオンライン診療と防災ドローンの実用化が試みられる。
上野はSDMの業務を優先するが、晴原に対してはこう言う。
上野「灯と約束したから、その約束が私の夢にもなったから」
灯は大学時代の後輩であり、気象研究所の同僚でもあった。防災ドローンの実用化プロジェクトも、灯の提案がきっかけだった。
15年前の大学時代、晴原、灯、上野、藤村(田中圭)が学食で一緒に話していた。晴原は灯の存在を特別なものだと認める。そして、灯もまた晴原の変化を喜んでいた。
灯「かんちゃんは笑顔が増えた。それがうれしい」
灯は母親をガンで失ったことから、自然災害で準備期間もなく亡くなることに心を痛めていた。
灯「気象学で誰かの命を守りたい」
8年前、灯と優吾は、父で政治家の園部肇一(舘ひろし)に地盤を継がないことを告げた。灯は気象学者に、優吾は消防隊員を目指したいと訴えたが、園部はそれを認めず、他の息子に継がせると言った。
新たな要救助者が発生し、ドローンのバッテリー残量も少なくなる中、晴原は気象を読み、最短ルートで現場に医療物資を届けようと試みる。しかし、ドローンが停止してしまう。
晴原「雲田、気象状況は任せた!」
上野の指示により、なんとか医療物資を届けることに成功し、命を救うことができた。
晴原は、灯がSDMの構想をノートに書き始めた日が2016年2月10日であることを上野に教える。灯は命を守るために全力を尽くしていた。
灯「命って連鎖だと思う。愛する人の命を、その命を大切に思う人たちの命を、ひとつでも多く守っていきたい」
上野は遅れて会場へ向かったが、海斗は母のために飛行機を飛ばし、優勝を果たす。
海斗「お母さんのこと、好き。カッコイイ」
晴原のフォローもあって、母親への愛情を再確認することができた。
SDM警察班に新たな挑戦者現る!
警察官・沢渡満(橋本じゅん)が、園部灯(本田翼)の生きている最後の姿を目撃したと晴原柑九朗(山下智久)に告げる場面から物語は始まります。「自分と妻は灯の行動によって人生を狂わされた」という謎めいた言葉も残し、緊迫感が一気に高まります。
そんな沢渡が、総務大臣・立花藍(真矢ミキ)の推薦でSDM警察班の統括責任者に就任。彼は自分がSDMの問題を炙り出し、組織を内部から崩壊させる「スパイ」であることを隠すことなく公言します!新たなリーダーの登場に、チームのメンバーたちは困惑と疑念を抱きます。
一方、晴原は巨大な雹が2時間以内に降るという兆候を捉え、SDMが迅速に出動。現場に到着すると、防災危機管理課の畑中大輔に事情を聞きます。驚いたことに、市民には危険性が全く伝わっておらず、初動のミスを沢渡が指摘します。残された時間はわずか、避難誘導と市民の行動予測を的確に無線で指示する沢渡に、メンバーは驚きを隠せません。
しかし、要避難エリアに住む妊婦・矢崎里沙(木﨑ゆりあ)が雹に当たり重傷を負うという緊急事態が発生。さらに、降り注いだ雹の影響で地域一帯が濃霧に包まれ、その中で車両誘導中だった畑中が事故に遭い、命の危険にさらされます。
二人ともすぐに病院での処置が必要な状況で、沢渡は晴原に「両方救おうとするのではなく、一人を確実に助けることを優先すべきだ」と伝えます。緊迫する場面で、晴原はどのような決断を下すのでしょうか…!
視聴率:6.1%
総務大臣・立花藍(真矢ミキ)の夫である警察官の沢渡満(橋本じゅん)が、突如として晴原柑九朗(山下智久)に近づき、驚きの一言を発した。「園部灯(本田翼)さんの生きている最後の姿を見たのは私ですよ」。その瞬間、晴原の心に深い謎が生まれた。
沢渡は、灯についての詳細を語り始めた。彼は、灯が公民館に留まるよう指示したにもかかわらず、彼女がさらに危険な場所へと向かった理由を疑問視していた。この謎に対する答えは、晴原もまだ見つけていなかった。
「自分と妻は灯の行動によって人生を狂わされた」という沢渡の言葉は、さらに謎を深めた。
さらに驚くべきことに、沢渡は立花の推薦でSDM警察班統括責任者に任命されていた。彼は、SDMの問題を炙り出し、組織自体を潰す「スパイ」であると公言したのだ。これに対し、雲田は「スパイって自分で言います?」と鋭く突っ込んだ。
沢渡は、SDMの大きな問題についてすでに把握しており、それを「空気」と表現した。彼は、晴原が持つ「少年漫画のヒーローのような命を救う空気」が、メンバーに大きな影響を与えていると指摘した。沢渡は、SDMの空気が「至極正しい。だからこそ危険」と語る。
そんな中、晴原は茨城県平岡市に巨大な雹が2時間以内に降る兆候を捉え、霞が関の本部に連絡を入れた。SDMが出動することに決定した。
晴原たちが現場の市役所に到着すると、防災危機管理課の畑中大輔はのんきに農作物の心配をしていた。晴原は、「人命に関わる問題だ!あと40分で市民の命が危険にさらされる!」と事態の深刻さを強調した。
沢渡は、SDMが予測できているにもかかわらず、市民に危険性が伝わっていないことを「初動ミス」と指摘した。のんきな職員たちに対して、晴原は「俺の話、聞いてんのか? あなたたちは何もわかってない。市民を守る気があるんですか」ときつい口調で叱責した。
雲田は、中国語で「正しいけど間違ってる」とつぶやいた。それに対し、沢渡は「モヤモヤしたことはメモしておけばいつか言語化できる」とアドバイスした。
防災無線の他に各家庭にどうやって連絡するのかが問題となった。福岡に出張中の上野(平岩紙)から、保険会社の『雹災アラート』システムが使えるとの連絡がSDM本部に入った。
晴原はそのシステムを使って分析を進め、残り30分という限られた時間で効率的な誘導が求められる状況に直面した。そこで、沢渡が無線で的確な避難誘導と市民の行動予測を指示した。彼は、農作物を大事にする地域だからこそギリギリまで守ろうとする空気があると指摘し、ダブルチェックの必要性を訴えた。沢渡の経験豊富な判断が光った瞬間だった。
要避難エリアには在宅避難者もいた。優吾は「防災無線がないエリアなのにどうして?」と疑問を抱いたが、後に畑中が現場で声掛けしていたことが判明した。
いよいよ雹が降り始め、雷鳴が響く中で市街地は大混乱に陥った。晴原は現場に向かおうとしたが、沢渡は「全体を見失う」と留まるよう助言した。しかし晴原は、「現場に行かないとわからない。わずかな兆候も見逃したくない」と決意を固めた。
市役所にいる雲田が、SDM車両に無線で「濃霧の中で車両誘導中だった畑中が事故に遭い危険な状態」と報告した。畑中はこの町のために役に立とうと行動していたが、それが命を危険にさらす結果となってしまった。
晴原と沢渡は、それぞれの要救助者を病院に運ぶために最適なルートを解析しつつ、畑中の救助手段を探っていた。園部大臣は「現場に決断させる組織は正しいのか」と問うたが、彼女は「私は決断しない決断をしている」と宣言した。
園部大臣は自分の責任で、立花大臣を介して総務省経由で防犯カメラや交通カメラ、カーナビの位置情報をリアルタイムで収集し、晴原の解析と合わせることを許可した。
沢渡は、「SDMは未熟な組織だが嫌いにはなれない」と独特な言葉で称賛し、畑中の救助に向かった。雲田も同行し、2人とも救おうと全力を尽くした。
病院に到着した晴原は、妊婦の矢崎里沙(木﨑ゆりあ)とお腹の中の子供が無事であることを確認した。
雲田は晴原に「口が悪すぎです」と指摘し、非常時こそ相手の気持ちに寄り添った言葉を選ぶべきだと諭した。この言葉は晴原に深く響いた。
晴原は、「これからも力を貸してください」と頼み、沢渡は「これからも全力で否定します」と笑顔で応じた。こうして、SDMには強力な仲間が加わったのだった。
5年前、立花大臣の秘書が豪雨災害で命を落としたことが明らかになった。立花はその時の救助を依頼したが、沢渡は「離れられない」と断った。これにより、夫婦の間には深い溝が生まれた。
園部大臣は、立花がSDMに希望を抱いていること、沢渡がSDMで一歩踏み出すきっかけになることを指摘した。立花は、園部灯の行動が解明されない限り怒りは消えないと告げた。
その後、沢渡は立花大臣に離婚届を出した直後に、新たな婚姻届を手渡し、「新しい空気でやり直そう」と提案した。そして、5年前の件での新事実を伝えた。
沢渡は晴原にその事実を伝えた。避難先の公民館にいたのは合計14名で、そのうち9名が死亡し、5名が生存していた。遺族のほとんどが月命日に合同慰霊碑に献花していたが、それを避けるように前日に来る人物がいたという。
晴原が合同慰霊碑を訪れると、そこにはSDMメンバーのひかる(仁村紗和)の姿があった。
新たな挑戦と困難の中で: SDMチームが直面する試練
SDM気象班統括責任者である晴原柑九朗(山下智久)の心には、かつての婚約者であり、SDM考案者でもあった気象研究所研究官の園部灯(本田翼)の思い出が刻まれています。彼女の避難指示が原因で命を失ったとする記事が週刊誌に掲載された事件から5年。SDMはその名誉回復と、防災の重要性を広めるために独自の活動を開始しました。
半年前に台風の被害を受けた地域へと向かったSDMメンバー。その一員、園部優吾(水上恒司)は、子供たちに向けた防災教育を担当します。彼らの訪問先では、地元出身の雲田彩(出口夏希)とその車椅子を使用する姉、雲田真紀(石井杏奈)との再会がありました。真紀は市役所で勤務し、以前の災害での経験を活かしているのです。
地域の子供たちの中には、過去の台風で祖父を亡くした迫田実花がおり、彼女は過去の記憶に苦しんでいました。彩は実花の抱える心の痛みに寄り添おうと、彼女のぬいぐるみを修理することで心を通わせようとしますが、その行動がトリガーとなり、迫田実花はフラッシュバックに苦しむことに。困惑する彩は晴原に助けを求めます。
晴原の解析により、再び台風の危険が迫っていることが判明しました。SDMは地元テレビ局と協力し、避難指示を中継で呼びかけることに。過去の被災者としての経験を生かし、彩が自ら進んで中継に出演することを決意します。「被災を経験した自分が危機を伝えることが一番の力になる」と彩は語りますが、その過程で彼女は忘れがたい過去と向き合うことになります。
視聴率:5.6%
雲田彩(出口夏希)は、かつて姉の雲田真紀(石井杏奈)と仲が良かった。しかし、真紀が事故に遭って以来、二人の関係は冷え切ってしまった。ある日、彩が「頑張ろう」と励ますと、真紀は冷たく返す。「頑張れない人間に頑張れって、形を変えた暴力だよ」。この言葉に彩は深く傷ついた。
週刊誌は「関東南部豪雨で9人が死亡」「身勝手な正義」と、灯(本田翼)を批判する記事を掲載。晴原柑九朗(山下智久)は、「あらゆる出来事は表裏一体」と語り、これをSDMへの不当な批判と捉える。しかし、園部大臣(舘ひろし)は「真実を伝えてない」と断言。SDM反対派が勢いを増しているのも事実である。
SDMは市の要請を受け、千葉県華原市で子供たちへの防災教育を開始。そこは彩の地元でもあり、彼女の姉である真紀が市役所の担当者として現れた。真紀は3年前のつむじ風で被災し、車椅子生活を送っている。
晴原は「ハルカン」として子供たちに防災マップ作りを教える。根岸航平(湯田幸希)は晴原にダブルレインボーが見れるか尋ね、実花を誘うも拒否される。実花の祖父は絵の先生で、一緒に見に行く約束をしていたが、台風で亡くなってしまった。この悲しい過去が実花を苦しめている。
廊下で真紀は実花に「みんなのやさしさが苦しいよね?」と寄り添う。彩が真紀を消防実習に呼びに来ると、真紀は小学校教師への復帰について話す。「やりたいことができたなら私のことを気にせず、自分の道を進めばいい」と真紀は語り、彩は「気にするよ」とつぶやく。
彩は実花のぬいぐるみを修理して返すが、その行動が原因で実花は過呼吸に。真紀が実花の親に連絡し、残りの防災教育は翌日に延期。早霧は「何がトリガーになるかは人それぞれ」と説明し、ひかる(仁村紗和)は彩に「おせっかいっていうんだよ」と指摘。晴原も「何ができる力がないのだから迷惑をかけるのは自明の理」と厳しく言う。
彩は自らの経験をもとに避難指示を伝える。「2021年5月14日14時過ぎ。私はバス停にいました」と語り始め、涙ながらにその怖さを訴える。真紀は「彩、がんばれ」と激励。彩は「目の前で傷ついた人がいます。人生を狂わせる災害が皆さんの目の前に迫っています」と避難の重要性を訴えた。
防災教育に来ていた子供たちの中に航平がいないことが発覚。航平は実花の祖母が住む富士平に向かっていた。竜巻が迫る中、優吾らレスキュー班が航平を救出。航平は防災マップを活用し無事だった。実花を「ダブルレインボー見よう」と誘い、晴原がその時刻を解析。最後の授業として皆でダブルレインボーを見に行くことに。
彩は真紀に「これからも全力でおせっかい焼く。笑った顔、ずっと見てきた。だから、がんばれって言い続ける」と決意を伝える。真紀は「これからも『頑張れ』って、そばで応援してね」と答え、SDMメンバーにも「うちの妹、最強なんで!」と誇らしげに語る。彩は嬉し涙をこぼした。
台風が迫り、千葉県への避難指示が出される。SDMは地元テレビ局と連携し、注意喚起を行う。彩は自身の過去を振り返り、恐怖を伝えるため中継に出演することを決意。彼女の訴えがどれほど多くの人々を救うのか、注目が集まる。
新たな挑戦と困難の中で: SDMチームが直面する試練
ブルーモーメントの新章が開幕しました。物語はSDM(Special Disaster Management)チームの新たな日々から始まります。SDM気象班統括責任者・晴原柑九朗(山下智久)、彼の助手である雲田彩(出口夏希)、そして上野香澄(平岩紙)が、新たなメンバーを迎え入れる準備に取り組んでいます。特に注目されるのは、新SDM消防班統括責任者に就任した園部優吾(水上恒司)の登場です。彼らは一堂に会し、SDM医療班候補者たちの研修初日を迎えるのですが、晴原の厳しい指導が続きます。
「迷惑だ」と断言する晴原。彼の言葉は、天才脳外科医として名を馳せたものの、怪我で手術ができなくなった汐見早霧(夏帆)に向けられます。早霧は初期治療には自信を見せるものの、晴原からは厳しいフィードバックが。彼女の挑戦は、自身の過去との戦いでもあります。
物語はさらに緊張感を増します。強風注意報が発令されている中、ある地域で火災が発生。晴原は即座にSDMの出動を指示しますが、医療班統括責任者の志賀浩一郎(神保悟志)は、研修初日にもかかわらず出動する医療チームの対応に困惑します。現場では火の勢いが収まらず、多くの要救助者が苦しんでいる状況で、SDMメンバーは地元消防隊と協力し、命がけで火災に立ち向かいます。
この中で、医療チームの志賀は早霧に対して難癖をつけ、彼女に治療ではなく雑用を命じます。しかし、早霧はその中でも鋭い洞察力を発揮し、要救助者の症状の原因を見抜きます。彼女の過去の記憶が彼女を苦しめる一方で、その経験が彼女の洞察力の源となっていることが示唆されます。
視聴率:6.9%
半年前の記憶が蘇る。汐見早霧(演:夏帆)は、その卓越した技術で難手術を次々と成功させ、「ゴッドハンド」とまで呼ばれるほどの名医とされていた。その中で、早霧が命を救った柚希(演:新井美羽)からの衝撃の一本の電話。「先生にもらったこの命、いらない」の言葉と共に、柚希は屋上からの飛び降りを試みる。緊急の瞬間、早霧は清掃スタッフが押していたカートを借りて、必死に落下場所へと駆けつける!
日が高く昇った昼下がり、SDM医療班の候補者たちが集結。晴原柑九朗(演:山下智久)やその助手たちと共に外での食事を楽しんでいるところから物語は始まる。「なんなんだ、こいつ」とプロフィールを見ながら不満を露わにする晴原。しかし、女性ファンに声をかけられると一変、愛想の良い「ハルカン」に変貌してみせる。彼の周囲では、研修生たちがSDMの使命とチームワークの重要性を学び始める。
突然、栃木県で大火災が発生!晴原は園部大臣(演:舘ひろし)と共に現場へと急行。医療班は体育館でトリアージを行いながら、志賀(演:神保悟志)によって雑用を押し付けられた早霧。しかし、その中で早霧の鋭い洞察力が光る。症状の原因を見抜き、必死に対応するが、志賀によって他の医師に交代させられる場面も。
火事の中、避難者の中に熱中症で苦しむ者が出る。SDMの一員として早霧は再び立ち上がる。晴原からは、「絶望しきった先に残ったのは命の重さだった。目の前の命を救いたいという思いだった。絶望の先に最後に君の心に残るものはなんだ?それを心に刻み前に進め。」との言葉が贈られる。これが早霧にとって、新たな決意へと繋がる瞬間だった。
晴原の的確な気象読み取りと指示により、消防隊は大量の放水を行い火災を鎮火。早霧はこの大火災を通じて、多くの人々の命を救う貴重な経験を得る。そして、事件の後、早霧はSDMの医療班統括責任者として新たな役職に就く。彼女は、柚希と再会し、心からの言葉を交わす。「後悔してるのは、もう少しちゃんとしたクッションがあればということ」と語り、医者としての責任と使命を改めて感じさせられるシーンだった。
その頃、晴原のもとには園部大臣が訪れ、彼の亡き婚約者・園部灯(演:本田翼)に関する過去の週刊誌記事を持ち込む。灯の避難指示によって多くの命が失われたという過去が明らかになる中、晴原は「灯の死に関わった人間がいた」とつぶやく。これが今後の物語にどのような影響を及ぼすのか、読者の期待は高まるばかりだ。
救命の狭間で - 気象と消防の協力による緊迫の救助劇
晴原柑九朗(山下智久)、SDM(特殊災害対策部)の気象班統括責任者として、日々気象情報の解析に明け暮れています。ある日、消防班責任者の佐竹尚人(音尾琢真)と一般市民の前田琢巳(久田悠貴)が、吹雪で視界が遮られる厳しい環境下で崖から落ち、二重遭難に見舞われます。この一報を受けて、晴原は状況を打開すべく、気象データを基に救助計画を練り直すことに。その中で、佐竹の娘であることが判明した前田の妻、明日香(山口まゆ)も関与していくこととなります。
上司と要救助者を救出するための地上からのアプローチ方法を模索しますが、過酷な気象条件下での安全な救出ルートが見つからず、心を痛めながらも一時的に撤退を決断します。この状況に、「救えない命より救える命に向き合うべきだ」という佐竹の教えを胸に新たな救助へと向かいます。
さらに状況は複雑化し、新たに親子が遭難した報告が入る。晴原は気象データを駆使して、遭難した親子が可能性が高い場所を割り出し、園部をその地点へと導きます。一方で、雲田彩(出口夏希)は、SDMメンバーとして役立つべく奔走しますが、自身の力不足を痛感し、救助活動における自らの位置を見つめ直すきっかけとなります。
親子の救出が成功した後、晴原は園部に佐竹の救出計画を伝えます。晴原は、過去に同様の災害で同僚を失ったトラウマを乗り越え、ヘリを使った救助が可能な短い時間窓を見つけ出し、それを利用する提案をします。しかし、園部は晴原の提案が過去のトラウマに基づく無謀なものだと判断し、反対します。晴原と園部の間の緊張が高まる中、晴原は更なる衝撃的な提案をすることになります。
視聴率:8.4%
「助けたい...けど、どうすれば...」。ブルーモーメントの第3話は、緊迫した状況から始まります。SDM気象班統括責任者・晴原柑九朗(山下智久)は、救助中に発生した二重遭難に頭を悩ませています。救助者としての責任感と、遭難者を救い出すための技術的限界が、彼の中で葛藤しています。一方、消防班班員の園部優吾(水上恒司)は、上司である佐竹尚人(音尾琢真)と要救助者・前田琢巳(久田悠貴)を救い出すべく奔走しますが、厳しい自然の条件と戦う中で、「一時撤退」の苦渋の決断を下します。
物語は更にドラマを増して、前田の妻・明日香(山口まゆ)が佐竹の娘であることが判明します。この事実が明らかになると、佐竹の救助行動に新たな意味が加わり、「危険を顧みずに行動した」理由が理解されるのです。
「救える命に向き合う」という強い信念を持ち、優吾は次なる救助へと向かいます。しかし、その途中でまたしても新たな試練が。吹雪が視界を遮りながらも、晴原の鋭い気象解析によって、遭難した親子の可能性のある位置が推定されます。優吾は晴原と連携を取りながら、再び救助行動に出ますが、困難は尽きません。心臓が止まってしまった佐竹を、命がけで蘇生しようとする優吾の姿は、視聴者の心を打つこと間違いありません。
最終的に、優吾と晴原は過去の遺恨を乗り越え、協力して救助を成功させます。晴原の「感謝する。おそらくじゃ命をかけてもらっては困る」という言葉には、彼の成長が感じられます。そして、救助完了後の明日香の「お帰りなさい、あなた」の一言には、家族の絆の深さが込められています。
物語は、晴原と雲田彩(出口夏希)が気象研究所へ戻る場面で締めくくられます。雲田の「気象を全力で勉強して誰かの命を救う…それがSDMにいる存在理由です」という言葉が、彼らの使命と前向きな姿勢を象徴しています。そして、屋上でのブルーモーメントを見つめながらの晴原の「いつも通りの朝」というつぶやきが、彼らの日常への帰還を告げます。
ブルーモーメント: 災害と奇跡の間で
視聴率:8.6%
5年前、気象デスクの晴原柑九朗(山下智久)は、気象予測に基づき気象庁の研究官、園部灯(本田翼)と協力し、避難すべき住民の安全を守るための計画を立てました。この危機的な状況の中、晴原にはテレビ局からも緊急の支援要請が届きます。
灯 は晴原に向かって、「聞いてほしい話があるんだけど」と切り出し、彼女の夢について語り始めました。彼女が話していた内容は、「もう一つ大事な話があるんだけど…。奇跡」というものでした。
この日、JCBテレビのプロデューサー、藤村四季(田中圭)は、灯の好物であるドーナツを持って晴原を訪れ、急な呼び出しのお詫びをしました。
同時に、観測史上最大の降水量が記録され、晴原は急激に増水する曽手川の異常事態に直面し、灯に向かって電話で「灯、逃げろ。今すぐ避難しろ」と叫びます。しかし、灯は警察の警告を無視して危険区域へと走り込んでしまいます。
5年が経過し、2024年現在、晴原は気象庁の研究官として、そして「ハルカン」として親しまれる人気の気象予報士となっています。ある日、彼のもとに派遣された雲田彩(出口夏希)との初対面で、晴原は彼女の認識に厳しく対応します。
「天気予報は何のためにある?」との質問に対し、雲田は「傘を忘れないように」「洗濯物をぬらさないように」と答えますが、晴原は彼女を一刀両断し、「帰れ」と命じます。しかし、雲田は中国語で応戦し、彼の関心を引くことに成功します。
内閣特命大臣、園部肇一(舘ひろし)により特別災害対策本部(SDM)の設立が発表され、晴原は気象班の統括責任者として、雲田は彼の助手として任命されます。
この新しい役割の中で、晴原はかつて灯と共に目撃した「ブルーモーメント」、つまり日の出前と日没後のわずかな時間に見られる特別な青い空を思い出します。灯はその時、「それって奇跡だと思わない?」と晴原に問いかけていました。
福島県北部の朝ヶ岳で起きた雪崩により、エンジニアが遭難するという緊急事態が発生します。SDMは試験運用中であり、体制が整うまで待つよう指示されていましたが、晴原は「目の前の命を見捨てろと?」と反論し、出動を決断します。
晴原と雲田は現地へと急行し、救助活動を開始しますが、現地の救助隊員からは反発も受けます。それでも、晴原は「奇跡は準備するものだ」と信じ、救助活動を続けます。
救助活動の中で、晴原と雲田は命を救うために天気予報の重要性を再確認します。最後に、晴原は「予測だけでは命は救えないから、SDMが必要なんだ」と語り、雲田は晴原から名前を呼ばれたことに感動します。
そして、物語はまだ終わりを迎えていません。晴原と彼のチームは、残りの救助者を救出するために奮闘を続けます。
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視聴率やばいね。内容がちょっとパッとしないよね。
俺の音尾がもう出番なしってことはねぇよな!?マジで!!
雲田彩の立ち位置いる?キャラ的にも演技的にも微妙・・。本田翼の行動の謎も正直全く気にならない・・。来週の夏帆に期待!
映像などは素敵なのに、いつもの感情なしの役柄山P、もう女優はやりたくないのか本田翼。2人とも好きだけど演技が。。
灯との別れ、そして新たな仲間との絆の深まりは、ただただ感動的。晴原の言葉にはいつも心が動かされます。このドラマは本当に心の琴線に触れる作品です!
晴原の決断が毎回心を揺さぶります!災害シーンのリアリティと緊迫感がすごいです。特にSDMの設立と彼のリーダーシップは、視聴者を引き込む魅力がありますね。毎週の放送が待ち遠しいです!
これは一つのアートだ!晴原と灯の関係が深まるシーンには心が震えました。特に灯が晴原に奇跡について語るシーンは、ただものではない感動を覚えます。このドラマは視聴者の心に深く刻まれること間違いなしです!