ドラマ『ブルーモーメント』4話あらすじ
新たな挑戦と困難の中で: SDMチームが直面する試練
気象班統括責任者、晴原柑九朗と故人園部灯の夢
SDM気象班統括責任者である晴原柑九朗(山下智久)の心には、かつての婚約者であり、SDM考案者でもあった気象研究所研究官の園部灯(本田翼)の思い出が刻まれています。彼女の避難指示が原因で命を失ったとする記事が週刊誌に掲載された事件から5年。SDMはその名誉回復と、防災の重要性を広めるために独自の活動を開始しました。
災害教育への挑戦:園部優吾と雲田彩
半年前に台風の被害を受けた地域へと向かったSDMメンバー。その一員、園部優吾(水上恒司)は、子供たちに向けた防災教育を担当します。彼らの訪問先では、地元出身の雲田彩(出口夏希)とその車椅子を使用する姉、雲田真紀(石井杏奈)との再会がありました。真紀は市役所で勤務し、以前の災害での経験を活かしているのです。
彩の挑戦と晴原への相談
地域の子供たちの中には、過去の台風で祖父を亡くした迫田実花がおり、彼女は過去の記憶に苦しんでいました。彩は実花の抱える心の痛みに寄り添おうと、彼女のぬいぐるみを修理することで心を通わせようとしますが、その行動がトリガーとなり、迫田実花はフラッシュバックに苦しむことに。困惑する彩は晴原に助けを求めます。
新たな危機への対応:SDMの迅速な行動
晴原の解析により、再び台風の危険が迫っていることが判明しました。SDMは地元テレビ局と協力し、避難指示を中継で呼びかけることに。過去の被災者としての経験を生かし、彩が自ら進んで中継に出演することを決意します。「被災を経験した自分が危機を伝えることが一番の力になる」と彩は語りますが、その過程で彼女は忘れがたい過去と向き合うことになります。
ドラマ『ブルーモーメント』4話 視聴率
視聴率:5.6%
ドラマ『ブルーモーメント』4話ネタバレ
雲田彩と雲田真紀の不仲
雲田彩(出口夏希)は、かつて姉の雲田真紀(石井杏奈)と仲が良かった。しかし、真紀が事故に遭って以来、二人の関係は冷え切ってしまった。ある日、彩が「頑張ろう」と励ますと、真紀は冷たく返す。「頑張れない人間に頑張れって、形を変えた暴力だよ」。この言葉に彩は深く傷ついた。
灯(本田翼)を巡る論争
週刊誌は「関東南部豪雨で9人が死亡」「身勝手な正義」と、灯(本田翼)を批判する記事を掲載。晴原柑九朗(山下智久)は、「あらゆる出来事は表裏一体」と語り、これをSDMへの不当な批判と捉える。しかし、園部大臣(舘ひろし)は「真実を伝えてない」と断言。SDM反対派が勢いを増しているのも事実である。
華原市への防災活動
SDMは市の要請を受け、千葉県華原市で子供たちへの防災教育を開始。そこは彩の地元でもあり、彼女の姉である真紀が市役所の担当者として現れた。真紀は3年前のつむじ風で被災し、車椅子生活を送っている。
迫田実花とその祖父の絆
晴原は「ハルカン」として子供たちに防災マップ作りを教える。根岸航平(湯田幸希)は晴原にダブルレインボーが見れるか尋ね、実花を誘うも拒否される。実花の祖父は絵の先生で、一緒に見に行く約束をしていたが、台風で亡くなってしまった。この悲しい過去が実花を苦しめている。
姉妹の再会と新たな決意
廊下で真紀は実花に「みんなのやさしさが苦しいよね?」と寄り添う。彩が真紀を消防実習に呼びに来ると、真紀は小学校教師への復帰について話す。「やりたいことができたなら私のことを気にせず、自分の道を進めばいい」と真紀は語り、彩は「気にするよ」とつぶやく。
実花の過呼吸と彩の過ち
彩は実花のぬいぐるみを修理して返すが、その行動が原因で実花は過呼吸に。真紀が実花の親に連絡し、残りの防災教育は翌日に延期。早霧は「何がトリガーになるかは人それぞれ」と説明し、ひかる(仁村紗和)は彩に「おせっかいっていうんだよ」と指摘。晴原も「何ができる力がないのだから迷惑をかけるのは自明の理」と厳しく言う。
彩の勇気と訴え
彩は自らの経験をもとに避難指示を伝える。「2021年5月14日14時過ぎ。私はバス停にいました」と語り始め、涙ながらにその怖さを訴える。真紀は「彩、がんばれ」と激励。彩は「目の前で傷ついた人がいます。人生を狂わせる災害が皆さんの目の前に迫っています」と避難の重要性を訴えた。
航平の勇気とダブルレインボー
防災教育に来ていた子供たちの中に航平がいないことが発覚。航平は実花の祖母が住む富士平に向かっていた。竜巻が迫る中、優吾らレスキュー班が航平を救出。航平は防災マップを活用し無事だった。実花を「ダブルレインボー見よう」と誘い、晴原がその時刻を解析。最後の授業として皆でダブルレインボーを見に行くことに。
彩と真紀の絆
彩は真紀に「これからも全力でおせっかい焼く。笑った顔、ずっと見てきた。だから、がんばれって言い続ける」と決意を伝える。真紀は「これからも『頑張れ』って、そばで応援してね」と答え、SDMメンバーにも「うちの妹、最強なんで!」と誇らしげに語る。彩は嬉し涙をこぼした。
新たな危機と次なる展開
台風が迫り、千葉県への避難指示が出される。SDMは地元テレビ局と連携し、注意喚起を行う。彩は自身の過去を振り返り、恐怖を伝えるため中継に出演することを決意。彼女の訴えがどれほど多くの人々を救うのか、注目が集まる。