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フジテレビ新アニメ枠「火アニバル!!」第1弾は『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』!放送日・スタッフ情報まとめ

フジテレビ新アニメ枠「火アニバル!!」第1弾は『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』!放送日・スタッフ情報まとめ

2026年1月、アニメファンにとって見逃せない新たな“火曜日の夜”が誕生する。フジテレビとカンテレが新設する全国ネットの深夜アニメ枠「火アニバル!!」が始動し、その記念すべき第1弾作品として、士郎正宗原作の名作『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』が放送されることが正式発表された。

名門シリーズの新章を担う制作陣、放送情報、そして新枠の狙いをまとめて紹介する。

■ 「火アニバル!!」とは?――火曜23時の“新たなアニメの宴”

「火アニバル!!」は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで2026年1月から毎週火曜23時に放送される新アニメ枠だ。

その名は「火アニ=火曜アニメ」「バル=洋風居酒屋」、そして“!!”が放送時間の23時を示すというユニークな発想から生まれた。さらに“カーニバル”の語感を重ね、“夜のテレビの前にみんなが集まる時間”をコンセプトにしている。

この枠には、「世界を魅了するアニメをここから発信する」という明確なミッションが込められており、国内外のアニメファンを意識した新たな試みとして注目を集めている。







■ 第1弾作品は『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』

1989年に士郎正宗が生み出したSF漫画『攻殻機動隊』は、アニメ・映画・ゲームなど多彩なメディア展開を経て、世界的な評価を受けてきた。

そんな伝説的IPが、再びTVアニメとして帰還する。タイトルは『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』。

これはシリーズの原点ともいえる名称であり、「新たな出発点」であることを強く印象づける。

放送は2026年1月より開始予定。詳細な放送日や配信プラットフォームについては、公式サイトおよびSNSにて順次発表される。

■ 豪華かつ異色の制作陣が集結

今回の新作では、新鋭と実力派が融合した制作体制が組まれている。

役職スタッフ
原作士郎正宗(講談社 KCデラックス刊)
監督モコちゃん
シリーズ構成・脚本円城 塔
キャラクターデザイン・総作画監督半田修平
アニメーション制作サイエンスSARU

監督を務めるモコちゃんは、本作がTVシリーズ初監督となる注目の若手クリエイター。

脚本・シリーズ構成の円城塔は、文学界でも高く評価されるSF作家であり、その独特な文体と哲学的テーマ解釈でどのような“攻殻”を描くのか期待が高まる。

また、アニメーション制作を手がけるのは、『犬王』『夜は短し歩けよ乙女』などで知られるサイエンスSARU

実験的な映像表現と緻密な演出で、シリーズに新しい生命を吹き込むことが予想される。

■ 新作『攻殻機動隊』はどの時代の物語?

現時点では、物語の時代設定や登場キャラクターの詳細は公表されていない。

ただし、タイトルが原作漫画と同じ『THE GHOST IN THE SHELL』であることから、“リブート的な新章”として描かれる可能性が高い。

既存シリーズで培われた世界観——義体化技術、ネットワーク社会、公安9課の活動——をどう再構築するのか。円城塔がどのような思想的テーマを加えるのかにも注目だ。







■ 「火アニバル!!」が目指すアニメの新時代

「火アニバル!!」は、フジテレビが長年培ってきたアニメ文化の“再出発”を象徴する枠でもある。

『ノイタミナ』(木曜深夜)以来、同局が新たに設ける全国ネットアニメ枠は久々であり、

大人が夜に“観たくなるアニメ”を届けることを狙っている。

“深夜アニメ=マニア向け”という枠組みを超え、

「物語性・映像・音楽が融合したエンタメ」を火曜夜に定着させる構想だ。

■ ファン注目ポイントまとめ

  • 🔸 シリーズ原点回帰を思わせるタイトル『THE GHOST IN THE SHELL』

  • 🔸 円城塔×サイエンスSARUの異色タッグ

  • 🔸 フジテレビの新アニメ枠「火アニバル!!」の記念すべき第1弾

  • 🔸 放送開始は2026年1月予定(火曜23時)

  • 🔸 続報は公式サイト・SNSにて随時発表予定

■ 編集部の視点:新時代の“攻殻機動隊”に期待するもの(独自解説)

『攻殻機動隊』は、90年代から常にテクノロジーと人間の境界を問い続けてきた作品だ。

AI、サイボーグ、ネットワーク社会といったモチーフは、今や現実世界の中心にある。

このタイミングで再び“THE GHOST IN THE SHELL”という名が掲げられる意味は大きい。

制作を担うサイエンスSARUは、国際的に評価の高い独立系スタジオであり、映像・音楽・演出のすべてに新風を吹き込むことが期待される。

また、円城塔の脚本は哲学的な問いと詩的な表現で知られており、攻殻シリーズの根幹にある“人間とは何か”というテーマを現代的に再構築する可能性がある。

さらに、「火アニバル!!」という枠そのものが、アニメの楽しみ方を“夜に語り合う文化”として再提示しているのも面白い。

この組み合わせは、単なるシリーズ復活ではなく、日本のアニメ放送のあり方をアップデートする試みと言えるだろう。

■ まとめ

2026年1月、火曜23時。

新たなアニメの祭典「火アニバル!!」が始まり、伝説の名が再び電波に乗る。

『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は、単なる復活ではなく、

“攻殻”という思想そのものを次世代へ継承するための再構築となるかもしれない。

続報は公式サイト・公式X(旧Twitter)にて順次発表予定。

新時代の“少佐”と公安9課の姿を、ぜひその目で見届けたい。