世界が注目する新章、「GRIT」でBE:FIRSTが放つリアルな決意
2025年5月28日、BE:FIRSTが7枚目のシングル『GRIT』をリリースした。
その2日前には先行配信とMVのプレミア公開が行われ、わずか数時間でX(旧Twitter)ではトレンド入り。ティザー映像で先んじて予感されていた“何かが違う”その雰囲気は、楽曲と映像の公開によって確信に変わった。
BE:FIRSTは今、音楽的にも精神的にも“勝負のフェーズ”にいる。
タイトルとなった「GRIT」とは、直訳すれば「根性」「粘り強さ」「やり抜く力」。彼らがこの言葉を選んだこと自体が、内面から湧き出るリアリズムの証だ。
「俺たちは、闘ってきた。そして、まだ終わっていない。」
そんな静かな誓いが、この一曲には確かに込められている。
「GRIT」に込められた“生き様”としてのメッセージ
“Grit”という英語は、教育心理学でも注目される概念であり、才能よりも成功を左右する重要な要素とされる。それはつまり「成功者とは、諦めなかった人である」というシンプルで深い真理だ。
ティザーで印象的に使われた〈I got the GRIT〉というリリック。これはBE:FIRSTにとって、ただのキャッチコピーではない。
自分たちがなぜここまで来られたか――その問いに対する答えであり、そしてこれからの戦いへの“覚悟”でもある。
MVに表現された「光と影」、内面を映す映像美
MVは、都市的なセットと無機質な空間の中で展開される。登場するのは、迷いながらも前へ進むような姿、何かに抗うような眼差し、そして孤独と戦う個としての存在感。
特に印象的なのは、鏡が多用された演出。無数に映し出される自分の姿は、「自己と向き合う」ことの象徴だ。HIPHOPが“自己表現”のカルチャーであることを考えれば、非常にメタ的で示唆に富んだ表現と言える。
振付は、全体的に“引っかかり”のあるリズム構成で構成されており、滑らかというよりは「噛みつくようなキレ」が強調されている。
SOTAやRYOKIによるスナップ動作は、歌詞と完全にシンクロしており、「言葉を身体で語る」HIPHOPの本質が体現されていた。
衣装はブラックベースで統一されつつも、各メンバーのアクセント(シルエット、素材、差し色)で個性を滲ませる構成。これは“個と集団の両立”を象徴しており、BE:FIRSTというチームのあり方そのものを可視化している。
BE:FIRSTとHIPHOP:表現手段ではなく「言語」としての選択
BE:FIRSTは「ジャンルに属さない」グループと称されることが多い。実際にデビュー以降はEDM、R&B、ポップスなど多彩なジャンルを渡り歩いてきた。
しかし2023年の「Boom Boom Back」以降、HIPHOP色の強い楽曲が軸となっているのは偶然ではない。
- 「Mainstream」では、自らを“主流”ではなく“挑戦者”と定義。
- 「Masterplan」では、過去を肯定し、計画的に築いてきた“自分たちの道”をHIPHOPで語った。
これらに共通するのは、自己定義の強さと、外部に依存しない姿勢。
HIPHOPは、どこまでも“自分の言葉”を武器にしていくカルチャー。まさにBE:FIRSTが音楽において一貫している姿勢そのものだ。
楽曲制作陣が語る“勝負曲”としてのGRIT
今作のサウンドプロデュースは、Colby O'Donis(グラミー受賞歴あり)とKavi(トミー・リッチマン「MILLION DOLLAR BABY」のプロデューサー)。
これはただの話題性ではなく、BE:FIRSTの「世界基準を本気で取りに行く姿勢」の象徴だ。
BE:FIRSTは過去にも海外クリエイターとタッグを組んできたが、今作は特に“BE:FIRSTらしさ”を前面に押し出している。
つまり、「海外の音に乗る」のではなく、「自分たちの音を、世界の土俵で鳴らす」──という逆転のアプローチだ。
制作中の裏話としては、メンバーが自らラップリリックの一部を持ち込み、録音時に細かな表現ニュアンスを繰り返し修正したという証言も(関係者SNSより)。この“妥協なき姿勢”が、楽曲全体の熱量へと繋がっている。
ワールドツアーと「GRIT」の接点──“世界に示す現在地”
「GRIT」がリリースされたのは、BE:FIRSTがワールドツアーを開始した直後のタイミング。これは、明確な戦略に基づいたリリースだ。
セットリスト上でも「GRIT」は中盤以降のキーソングとして配置され、静かな序盤から盛り上がりのピークへと導く**“物語の転換点”**として機能している。
また、英語リリックの割合も過去曲より多く、国境を越えてメッセージを届ける意図が明確。世界各国のBE:FIRSTファンがSNSで〈I got the GRIT〉と共に翻訳付きコメントを投稿しており、実際に“通じ合う音楽”として機能している。
SNS反応が示す共鳴の深さ:「GRIT」は“自分事”になっている
MV公開直後からX(旧Twitter)では、
「どんな困難でも“GRIT”があれば乗り越えられるって言われた気がした」
「BE:FIRSTって、流行じゃなくて“信念”で勝負してるから好き」
「毎フレーズに気迫がこもってて、言葉が刺さるHIPHOP」
といったリアクションが続出。
YouTubeの海外コメント欄には、韓国語・英語・スペイン語での書き込みが多く、BE:FIRSTが今や“グローバルに語られる存在”であることが実感できる。
注目すべきは、ただの「かっこいい曲」という感想ではなく、「自分の人生とリンクした」と語る声が多いこと。これは「GRIT」が持つ“人間の本質”に触れる力ゆえだ。
「GRIT」はBE:FIRSTという存在の“再定義”だ
「GRIT」は、BE:FIRSTにとって“挑戦”というより“証明”だ。
これまで築いてきた音楽性・スキル・メンタリティのすべてを詰め込み、「俺たちはこのやり方で世界と戦う」と宣言している。
今後のBE:FIRSTは、おそらくさらに大胆な変化を続けていくだろう。だが、どんな音楽に進化しても、その中心にはきっと「GRIT=不屈の精神」がある。
そしてこの曲は、リスナーにとってもまた、“何度でも立ち上がる力”をくれる、心のアンセムになるだろう。
「GRIT」に込めたBE:FIRSTの“不屈の美学”|HIPHOPで貫く音楽の芯
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