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【キングダム】秦の未来を託された若き将軍たち!新たな戦略の行方は?(802話)

2024年6月28日

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801話のあらすじ

秦の未来を託された若き将軍たち!新たな戦略の行方は?

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

昌平君が六日間寝ないで考えた秦再生の三本柱の最初の柱は、秦全土で戸籍調査をすることでした。この調査により、秦国内の人口を把握し、男を一人残らず兵士として動員することで失われた30万の兵力を補う計画です。昌文君はこの計画に反対しますが、嬴政は中華統一の歩みを止めてはならないと昌平君に許可を出します。

第二の柱として昌平君は人事の大抜擢を提案します。王賁、蒙恬、李信の三人を大将軍一歩手前に引き上げ、それぞれの部隊の兵力を大幅に増強しました。玉鳳軍は5万、楽華軍は5万、飛信隊は6万とし、副官たちも昇格させました。関常と亜花錦は将軍へ、陸仙と愛閃も将軍へ昇格し、飛信隊では羌瘣が将軍となり、楚水と渕が五千人将に昇進しました。

次に昌平君は、王賁と蒙恬に対して重要拠点である落紫と黄都を守るよう命じました。ここは魏や趙との国境に位置し、今後の戦略では重要なポイントとなります。昌平君は、今回の作戦が成功すれば二年以内に秦の国力を回復し、中華統一への道を再び進むと豪語しましたが、失敗すれば全てが終わると告げました。王賁と蒙恬はその意図を理解しましたが、戦略に疎い李信は昌平君の意図を掴めず、飛信隊の役割を問い質します。

昌平君は今回の戦略が守りではなく攻めであり、標的は趙ではなく韓であると明かしました。王賁と蒙恬には韓を救援する趙や魏を撃退するための駐屯を命じ、飛信隊には韓との国境を守る騰の10万の兵力と合流し16万で韓に攻め込むよう指示しました。いよいよ秦の中華統一への第一歩が始まります。

802話の展開予想

昌平君の新たな戦略が発動し、王賁、蒙恬、李信の三人の若き将軍たちがそれぞれの任務に就く中、802話ではいよいよ具体的な戦闘が始まることでしょう。まず、王賁と蒙恬が韓に攻め込もうとする趙や魏の軍勢を迎え撃つシーンが描かれると予想されます。ここで彼らの戦術が試され、新たな将軍としての実力が問われる場面となるでしょう。

一方、飛信隊と騰の合流も描かれ、彼らが韓に攻め込む準備を整えるシーンが期待されます。李信の戦略的な成長が試される瞬間であり、彼の決断力が物語の鍵となるでしょう。さらに、昌平君の第三の柱が明かされる可能性もあります。この第三の柱が秦の戦略にどのような影響を与えるのか、注目が集まります

また、韓国内の情勢や抵抗勢力の動向も描かれることで、戦場の緊迫感が高まるでしょう。韓の内部でのドラマや、李信がかつて友好の使者として訪れた地での複雑な感情が交錯する場面も期待されます。これにより、物語はさらなる深みを増し、読者を引き込む展開となることが予想されます。

キングダム 802話 あらすじ ネタバレ 注意!

昌平君の不眠不休の戦略

キャッチコピー

「秦の未来を託された若き将軍たち!新たな戦略の行方は?」

あらすじ

昌平君が提示した全秦人の戸籍を作るというプランで咸陽は大忙しです。期限が今年の夏までと半年しかないため、作業は非常に過酷です。膨大な人件費が必要となり、徴兵と死んだ兵士の手当てで火の車の秦の財政を圧迫しています。李斯は愚痴ばかりを言いますが、昌文君は「文句を言うな、抜け殻のようだった秦に活気が戻ってきたではないか」と肯定的な意見を述べます。しかし、李斯に「俺もお前も夏まで家にはほぼ帰れんぞ」と言われてさすがにたじろぎます。

この忙しい咸陽の最中、燕からの人質でやってきた公子が無断で秦を逃げ出す事件が起こります。逃げ出したのは燕の太子丹という人物であり、この事件は後に大問題となることが予見されます。これは丹が雇った刺客、荊軻が秦王嬴政の暗殺を企てる有名な始皇帝暗殺の故事に繋がるのです。ただし、それは韓が滅亡した後のことで、数年先の話となります。

その頃、趙との国境線になった閼与に駐屯していた王翦本軍は、まだ完全に立て直しが出来ない状況にありました。王翦は珍しく兜を外し、仮面をつけたままの姿で城下を眺めています。そこにカンサロから許され、王翦の元に戻った倉央と糸凌がやってきます。彼らは正直に帰国の経緯を話し処罰を受けようとしますが、王翦は思う所があり、二人を責めずに元の地位に戻して使っていました。

倉央と糸凌がやってきた理由は、昌平君の大掛かりな軍制改革の話でした。秦人を全て戸籍に編入し、王賁、蒙恬に5万、李信に6万の兵力を預け、大将軍一歩手前まで持ってきたことを告げます。辛勝という新顔の将軍が興味を示し、「昌平君は3名で李牧を破るつもりなのか?」と問いかけますが、倉央は言葉を濁します。辛勝は「次に李牧に勝つのは十中八九、王翦様だ」と自信満々に言いますが、王翦は「十中八九ではない、十中十私が勝つ」と大口を叩きます。

【キングダム】秦の未来を託された若き将軍たち!新たな戦略の行方は?(802話)

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

これを聞いた倉央は、「そのせいで亜光も田里弥も死んだのです!」と王翦に詰め寄りますが、王翦は「敗者の雄弁ほど見苦しいものはない」と冷静に返します。

一方、飛信隊では渕副長が五千人将に命じられ、李信は「渕さんが飛信隊の皆の愚痴を聞いたり、悩みを聞いたりして隊をまとめてくれているから、俺は何も考えず、前だけを見て戦える」と激励します。また、羌瘣も将軍に昇進しましたが、普段大将軍を目指す意気込みを見せないため、違和感があると飛信隊の面々は感じています。

河了貂は飛信隊も5万人規模になり、今後は飛信隊のメンバーからも独立して将軍に昇格する者が次々出てくると予言し、士気を高めます。李信は飛信隊に次の相手が誰かを問われますが、「まだ聞かされてねぇ」と答えます。本当は李信には騰と共に来年、韓を攻める役割が与えられていますが、誰にも話すなと緘口令が敷かれていました。

考察

昌平君の提示した全秦人の戸籍作成計画は、秦の人口を把握し、兵士として動員するためのものであると同時に、秦全土の統制を強化する目的もあります。この計画が成功すれば、秦の戦力が大幅に強化されることは間違いありません。しかし、半年という短期間での実行は非常に過酷であり、財政的な負担も大きいです。この計画の成否が秦の未来を左右することは明白です。

また、燕の太子丹の逃亡事件は、秦国内の不安定要素を示唆しています。将来的に秦王嬴政の暗殺計画に繋がるこの事件は、秦の内部にも緊張を生む要因となるでしょう。さらに、王翦と辛勝の対話から見えるのは、将軍たちの間に存在する緊張と不安です。王翦の自信に満ちた発言は、彼の戦略に対する確信を示す一方で、失敗のリスクを伴うものでもあります。

飛信隊の昇進に関しても、李信のリーダーシップが試される場面が増えるでしょう。渕や羌瘣の昇進が隊の士気を高める一方で、新たな責任が彼らにのしかかります。特に李信が次の戦略を知りながらも、それを隠さなければならない状況は、彼にとって大きなプレッシャーとなるでしょう。

まとめ

昌平君の不眠不休の戦略は、秦の未来を賭けた大規模なものであり、その成否が秦の命運を左右します。全秦人の戸籍作成と新たな将軍たちの登用は、秦の軍事力を飛躍的に強化する一方で、短期間での実行が求められる過酷な計画です。燕の太子丹の逃亡事件や王翦の発言からもわかるように、秦内部には依然として不安要素が残っています。飛信隊の昇進も含め、これからの展開が秦の中華統一への道をどう進めるのか、目が離せない展開が続きます。

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