キングダム803話あらすじまとめ
紀元前232年の正月、昌平君の三本柱の改革が成功し、秦は新たな時代を迎えつつありました。昌平君の指示で秦全土での戸籍調査が進み、20万の新兵力が動員されます。この兵力は飛信隊、玉鳳軍、楽華軍に振り分けられ、韓を滅ぼすための準備が整います。
李信、河了貂、羌瘣は騰大将軍の陣地を訪れ、韓攻略の命令を受けます。騰は秦の改革が成功し、新兵力が各軍に配備されたことを告げ、自分が六国滅亡の先鋒に立ち、韓を滅ぼす決意を示します。しかし、魏と趙の救援軍が迫る中、二年以内に韓を滅ぼさなければならないという時間的制約があります。
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騰は昌平君から具体的な作戦を受けておらず、李信や河了貂、羌瘣にもアイデアを求めます。普段は黙っている羌瘣が「あるよ、多分」と答えたシーンで803話は終了しました。この言葉が次回への期待を呼び起こします。
キングダム 804 あらすじ ネタバレ
三本の柱が揺るがす中華統一への道
「秦の大志、咸陽の決意。そして中華統一への道筋が今、揺るがす！」
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秦の都、咸陽ではついに全人民の戸籍が完成し、その喜びの中で昌文君と李斯が歓喜の抱擁を交わす。しかしその瞬間の喜びも束の間、二人は緊張の糸が切れ気絶してしまう。城壁の上では、秦王嬴政と昌平君が対談し、李斯と昌文君の尽力により全人民の戸籍が把握され、新たに徴兵された兵力が指定された場所へ向かうことが可能になったと話す。昌平君は、これで第一と第二の柱が揃ったとし、最後の第三の柱が重要だと語る。
その命令が全秦人に下されると、各地から徐々に兵力が集まり始める。最初は小規模だと思われていた兵力は、まるで川の雨が大河となり、濁流となって海に注ぐように次第に増加し、ついには三十万の大軍が出現した。
六国はこの事態に驚愕する。特に趙の番吾では、二度の敗戦で二十万の兵力を失った秦がどうやってそんな大兵力を集めたのか、大騒ぎになる。李牧も深刻な表情を浮かべる。同時期、楚の都でも同様の混乱が起きていた。モブ幕僚たちは秦が自衛の兵力まで絞り出して無謀な戦いを挑んでいると結論づけようとするが、媧燐だけは状況を正確に見抜いていた。
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一方、魏ではさらに深刻な事態が進行していた。洛紫城から数万人単位の秦の水軍が上陸しようとしているとの連絡が入る。魏の盟約が切れた後の行動であり、これは秦が韓を攻める布石だと呉鳳明は判断する。秦が韓を攻めれば、魏は援軍を送らざるを得ず、その前線基地である洛紫城の前に秦が兵力を置くことで援軍を阻止しようとする策略だ。
洛紫城に上陸を開始したのは、玉鳳軍五万人。新兵の訓練は整っておらず、戦上手の呉鳳明が迎撃に来ることは明白だが、王賁だけは持ちこたえると自信を見せている。次回へと続く緊迫した展開の中で、玉鳳軍の運命は如何に。
考察
この章で最も重要なポイントは、秦が中華統一のために新たな兵力をどのように集めたかという点です。全人民の戸籍を完成させ、それを基に徴兵し、瞬く間に三十万の大軍を形成するという戦略は驚異的です。これは秦が単なる軍事力だけでなく、行政能力や情報管理能力においても他国を凌駕していることを示しています。李斯や昌文君の努力が結実し、嬴政の統治力が具現化した瞬間です。
次点で重要なのは、各国の反応です。特に媧燐の洞察力は光るものがあります。彼女は秦の戸籍整備の動きを見抜き、それが新兵力の出現に繋がっていることを理解しています。これは楚が単に驚愕している他国と異なり、秦の動きを冷静に分析できる人物がいることを示しており、今後の展開で重要な役割を果たす可能性があります。
魏の呉鳳明の対応も見逃せません。彼は秦の行動が韓を攻めるための布石だと見抜き、魏軍を動かして迎撃を決定する。その洞察力と迅速な対応は魏がただの受け身ではなく、戦略的に動ける力を持っていることを示唆しています。
805話ストーリー予想
805話では、玉鳳軍と魏軍の対決がメインとなることが予想されます。王賁率いる玉鳳軍が、呉鳳明率いる魏の大軍を相手にどのように戦うのか、その戦術と戦略が注目されます。
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玉鳳軍の戦術
新兵が多く、訓練が不十分な状況である玉鳳軍ですが、王賁のリーダーシップと戦術が試される場面となります。彼の自信はどこから来るのか、どのような秘策を持っているのかが明らかになるでしょう。王賁が示す戦略の一つとして、地形を利用したゲリラ戦術や、奇襲攻撃が考えられます。 -
呉鳳明の対応
一方、呉鳳明は魏の切り札的存在であり、その卓越した戦略眼で玉鳳軍を追い詰めることが予想されます。彼がどのようにして秦の動きを見抜き、対策を講じるのか、その戦術も注目のポイントです。彼の指揮の下、魏軍がどのように組織され、動くのかが見どころです。 -
韓への布石
また、秦が魏を攻める目的が韓を攻めるための布石であるという点も重要です。この動きがどのように展開し、韓がどのように反応するのかも気になるところです。韓が防御に回るのか、あるいは反撃に出るのか、そして魏がどのように対応するのかがストーリーの鍵となるでしょう。 -
他国の反応
六国の他の国々もこの動きに注視しています。特に楚の媧燐は、秦の動きを鋭く見抜いており、彼女の次の一手も見逃せません。彼女がどのようにして他国と連携し、秦の動きを封じようとするのか、その戦略も興味深いです。
まとめ
キングダム804話は、秦の驚異的な組織力と行政力が描かれた回でした。全人民の戸籍完成とそれに基づく大軍の徴兵は、秦が中華統一への確固たる道筋を持っていることを示しています。他国の反応、特に媧燐や呉鳳明の洞察も見逃せません。次回の展開では、玉鳳軍の戦いがどうなるのか、そして秦の次なる動きがどう展開するのか、期待が高まります。
