
結論:麗美は「死亡確定」していない。けれど消息は“途中で途切れる”
麗美(れみ)は、作中で死亡シーンや死亡確定の描写がありません。一方で、伏黒に見逃されたあと 米軍に拉致された描写 が入り、そこから長らく表舞台に戻りません。
ただし終盤(最終巻収録の 第270話)で、「米軍に連れ去られた泳者を取り返す」趣旨の言及があるため、“生存の余地”が残されたままの扱いです。
まず押さえる:麗美の登場位置と立ち位置

麗美の初登場は 単行本18巻相当の東京第1結界(コロニー)パート(第161話で初登場として扱われることが多い)で、死滅回游の泳者として伏黒と接触します。
特徴は「レジィ・スターを“騎士”扱いして付き従う」こと。けれど関係性はロマンではなく、かなり現実的です。
麗美:強い相手の庇護に入り、生き残りたい
レジィ:麗美を“カモを連れてくる装置”として使いたい
つまり、相互依存ではあるけど信頼は薄い。ここが、のちの「見逃し」にも効いてきます。
伏黒の「見逃し」はどこで起きた?——第173話(単行本20巻)
伏黒がレジィ戦を終えたあと、麗美を追い詰める場面が入るのが 第173話(単行本20巻収録)。
ここで麗美は、強者(レジィ)を失って急に“独り”になります。伏黒の玉犬に追われ、ほぼ詰みの状況。
そこで差し込まれるのが、あの一言。
「駄目だよ、恵」——津美紀の“声”
伏黒は麗美にとどめを刺せる状況で、津美紀の声を“聞く”形で手が止まる。この演出が、読者の「え、なんで?」を生む最大のポイントです。
伏黒が麗美を殺さなかった理由:作中で“確定”していること/読み取り
ここは大事なので、断定と推測を分けます。
作中で確定していること
伏黒は麗美を殺せる状況だったが、手を止めた
手を止める直前に 津美紀の声(「駄目だよ、恵」)が挿入される
伏黒自身も消耗が激しく、戦闘の限界が近い状態として描かれる(気絶につながる流れが語られることが多い)
ここから先は「読み取り」(=作中の断言ではない)
伏黒が“見逃した理由”は、ひと言でまとめるなら 「点数のための殺し」に踏み切りきれなかった可能性が高いです。
死滅回游はポイントが必要で、殺せば奪える
でも麗美は、レジィのように“戦闘で押してくる強敵”ではなく、庇護を失って崩れた“弱者側”に寄っている
そこで伏黒の中の「津美紀=ブレーキ役」が作動する
要するに、あの場面は伏黒の倫理が完全に戦場仕様に切り替わっていないことを示すワンシーン、と読むと納得しやすいです。
ちなみに「津美紀の声」が“実在の津美紀”なのか“伏黒の脳内(記憶/良心)”なのかは、演出上ぼかされています。なので記事では「こうだ」と決め打ちせず、“伏黒の内面を止める装置として働いた”と扱うのが安全です。
麗美のその後:米軍に拉致された(第209話/単行本24巻)
見逃された麗美は、その後 米軍がコロニーに侵入した局面で拉致されたとされます。
このパートは 第209話が単行本24巻に収録されていることが、集英社の収録話一覧で確認できます。
そして、209話の展開として「麗美が米軍に確保される」内容がまとめられています。
ここが麗美の消息が途切れる最大ポイント。つまり、
見逃される → しばらく再登場しない → 米軍に拉致された扱い → 以後、個人としての描写が薄くなる
という流れです。
死滅回游“後”の扱い:第270話で「取り返す」言及が入る(最終巻30巻)
麗美の“結末”を語る上で重要なのが、最終巻30巻収録の 第270話。集英社の収録話一覧でも確認できます。
この回について、まとめサイト側では 「米軍に連れ去られた泳者を取り返しに行く」趣旨の言及があったと整理されています。
ここから言えるのは次の2点です。
“拉致=死亡”ではない(取り返す対象として扱われるため)
ただし、麗美個人の安否が名指しで確定する描写までは(少なくとも一般的な整理では)到達しない
なので結論は、冒頭の通り——死亡は確定していないが、明確な帰還シーンも描かれない、です。
公開前チェック:誤解が出やすいポイント(明示)
「麗美が救出された/確定で生存」:断定不可(言及はあるが個別確定が弱い)
「津美紀の声=超常現象」:確定描写ではないため断定しない
麗美の“結末が曖昧”なこと自体が、死滅回游の怖さを増幅させる

麗美というキャラは、強さのインフレや必殺技の派手さで語られるタイプじゃありません。むしろ彼女が刺さるのは、「戦う才能がない人間が、戦場に放り込まれた時に取り得る最悪に現実的な選択」を、すごく生々しく体現しているからです。レジィを“騎士”と呼ぶのも恋愛脳というより、恐怖の中で自分の判断を正当化するための物語が必要だった、と見ると急に切なくなります。自分は悪くない、生き残るため、誰かが守ってくれるはず——そう言い聞かせないと折れる。死滅回游は、そういう自己暗示すら奪いに来る仕組みでした。
そして伏黒の「見逃し」は、バトル漫画的な“情け”というより、死滅回游の倫理がどれだけ人を壊すかを測るリトマス紙みたいな役割を持っています。もしあそこで麗美を殺してポイントを取っていたら、伏黒は効率面では一歩進めたかもしれない。でも同時に、「姉を救うために姉が嫌がることをする」という矛盾を抱え込みます。津美紀の声は、その矛盾を一瞬で突きつける装置です。声の正体が幻聴かどうかより、“津美紀という存在が伏黒の中でブレーキとして残っていた”ことが重要。だからこそ、あの一言は効くんですよね。
さらに残酷なのは、見逃された麗美がその後に「米軍に拉致される」流れです。ここには、死滅回游の外側にいる“大人の論理”が入ってきます。呪術師も泳者も、結局は「資源」として扱われ得る。麗美が個人としてどうなったかが曖昧なままなのは、物語の都合だけじゃなく、「弱者の行方は記録されにくい」という現実の縮図にも見えます。華々しい決着がないからこそ、読後にモヤっとした怖さが残る。麗美の結末は、死滅回游が“命のカウントが雑になる場所”だったことを、静かに証明しているのかもしれません。
『呪術廻戦』麗美(れみ)の結末|伏黒の「見逃し」と津美紀の声、死滅回游後の消息
結論:麗美は「死亡確定」していない。けれど消息は“途中で途切れる” 麗美(れみ)は、作中で死亡シーンや死亡確定の描写がありません。一方で、伏黒に見逃されたあと 米軍に拉致された描写 が入り、そこから長らく表舞台に戻りません。 ただし終盤(最終巻収録の 第270話)で、「米軍に連れ去られた泳者を取り返す」趣旨の言及があるため、“生存の余地”が残されたままの扱いです。 まず押さえる:麗美の登場位置と立ち位置 麗美の初登場は 単行本18巻相当の東京第1結界(コロニー)パート(第161話で初登場として扱われること ...
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