【9月8日公開,105分】
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第二次世界大戦下のナチス・ドイツ。「最終解決」においてユダヤ人を強制収容所に送り込み抹殺する計画立案者だったアドルフ・アイヒマンは、敗戦の混乱に乗じて戦争捕虜収容所から脱走し、5年後、アルゼンチンへとたどり着いた。1960年にイスラエル秘密諜報機関(モサド)は、アルゼンチンに潜伏中のナチス・ドイツの大物戦犯、アイヒマンを拉致し、イスラエルへと極秘連行。4か月にわたる裁判の末、イスラエル政府はアイヒマンに61年12月に死刑判決を下し、翌年5月31日から6月1日の真夜中《イスラエル国家が死刑を行使する唯一の時間》の“6月0日”に絞首刑に処した。遺体は火葬され、遺灰はイスラエル海域外に撒かれたことが知られている。
アイヒマンの逮捕劇や裁判は『オペレーション・フィナーレ』(18)、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』(16)、『スペシャリスト/自覚なき殺戮者』(99)など多くの作品が伝えてきた。しかし、どの作品でも触れない点がある。実は、人口の9割がユダヤ教徒とイスラム教徒を占めるイスラエルでは律法により火葬が禁止されており、火葬設備が存在しないのだ。では、誰が、どうやってアイヒマンの遺体を火葬したのか? 遺体処理の極秘プロジェクトに巻き込まれたワケあり町工場の人々、居場所のないリビア系移民の少年、アイヒマンを監視する護衛、ホロコーストの生存者で裁判ではアイヒマンを尋問した捜査官と、イスラエルの片隅に生きる人々を通して、アイヒマンの最期の6ヶ月の“真相”をあなたは目撃する!
【監督・脚本】ジェイク・パルトロウ【脚本】トム・ショヴァル
【キャスト】
ダヴィッド |
ノアム・オヴァディア |
ゼブコ社長 |
ツァヒ・グラッド |
ヤネク |
アミ・スモラチク |
ハイム |
ヨアブ・レビ |
ミハ |
トム・ハジ |
あらすじ<STORY>
1961年。4か月に及んだナチス・ドイツの戦争犯罪人、アドルフ・アイヒマンの裁判に、死刑の判決が下された。リビアから一家でイスラエルに移民してきたダヴィッド(ノアム・オヴァディア)は、授業を中断してラジオに聞き入る先生と同級生たちを不思議そうに見つめていた。
放課後、ダヴィッドは父に連れられて町はずれの鉄工所へ向かう。ゼブコ社長(ツァヒ・グラッド)が炉の掃除ができる少年を探していたのだ。ヘブライ語が苦手な父のためにと熱心に働くダヴィッドだったが、こともあろうか社長室の飾り棚にあった金の懐中時計を盗んでしまう。それはゼブコがイスラエル独立闘争で手に入れた曰く付きの戦利品だった。
居心地の悪い学校を抜け出し、ダヴィッドは鉄工所に入り浸るようになる。左腕に囚人番号の刺青が残る板金工のヤネク(アミ・スモラチク)や技術者のエズラ、鶏型のキャンディがトレードマークのココリコなど、気さくな工員たちはダヴィドをかわいがってくれる。ゼブコも、支払いのもめ事を解決してくれたダヴィッドに一目置くようになる。そんな時、ゼブコの戦友で刑務官のハイム(ヨアブ・レビ)が設計図片手に、極秘プロジェクトを持ち込んできた。設計図はアウシュビッツで使われたトプフ商会の小型焼却炉。燃やすのはアイヒマン。工員たちに動揺が広がる——。
映画『6月0日 アイヒマンが処刑された日』を観た人の感想、評価、口コミ
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@tweeting_cows |
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『6月0日 アイヒマンが処刑された日』。
ナチス戦犯として裁かれ処刑されたアイヒマン。
本作では監獄内の刑務官、裁判での尋問官、火葬用焼却炉の製造に関わった移民少年といった「市井の人々」の目線によって群像劇が紡がれていく。原作モノでなく、監督独自のリサーチが基になっているのも特徴的。 |
@BlackDogPage |
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ナチスNo.2アドルフ・アイヒマンの火葬を巡る人種と宗教観の入り組んだストーリー。
そっち専攻かマニア向けのはずが、皮肉にもタイムリー。
これは今、日本人が見るべき作品の1本! |
@tou_ko_k1984 |
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6月0日アイヒマンが処刑された日
色々な感情が呼び起こされる映画。 少しジョジョラビットを思い出した。
少年の目から見た戦争、差別、大人たち。
同時に、あの戦争を生き抜いた人たちの壮絶な体験の記憶や告白を風化させてはいけないと改めて思う。
昨今の様々な問題にも通じるメッセージがあった。 |
@TABECHAUYO |
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『6月0日 アイヒマンが処刑された日』試写で観ました。
戦犯アドルフ・アイヒマン遺体の焼却施設の建設を行う者など、アイヒマンに関わる人たちの日常を通して、彼の最期の日を描く。
核となる存在を映さず周囲の描写でドラマを肉付けするユニークな映画。
重すぎずユーモアも交えた作りで見やすいです。 |
@houzou1947 |
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「6月0日 アイヒマンが処刑された日
死刑判決が下ってから、その絞首刑に関わることになった人々の群像劇で、時にほぼ無関係な逸話も登場する。
歴史と無名の個人の物語。歴史は一人の人間として名を刻みたいという、不思議な誘惑を持つようだ。 |
@CinemaCLAIRfan |
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"6月0日 アイヒマンが処刑された日"、
"アウシュビッツの生還者"に、フランソワ・オゾン監督"苦い涙"と、
"DASHCAM ダッシュカム"迄か。
"キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる時"の2回目の鑑賞は厳しいか。 |
@pherim |
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『6月0日 アイヒマンが処刑された日』
イスラエルには律法上の禁忌から火葬設備が存在しない。
ナチス重要人アイヒマン遺灰の洋上散布にあたり、火葬をどう実現するか。
アラブ少年も加わる焼却炉の急造から、1回限りの使用へ至る群像劇の密な16mm細部描写が宿す驚き。
複雑な60s🇮🇱状況再現も見処。 |
@TerukiUEHARA |
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『6月0日アイヒマンが処刑された日』試写
またナチ映画かとスルーしそうになったが見逃さなくて良かった。
監督はグウィネスの弟ジェイク・パルトロー、イスラエルの民が如何に真剣に自らの国の歴史と向き合ったかが描かれた良作、
スーパー16mmフィルムで1960年代イスラエルを再現した画も見応えがある |
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