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坂東龍汰、自由人キャラに全力投球 撮影現場で輝く理由

坂東龍汰、自由人キャラに全力投球 撮影現場で輝く理由

俳優・坂東龍汰が、またひとつ新たな魅力を開花させようとしている。
2025年10月スタートの連続ドラマ『シナントロープ』では、明るくお調子者の木場幹太、通称“キバタン”を演じる。此元和津也が手がける独特の世界観の中で、自由奔放かつクセの強いキャラクターを、坂東はのびのびと体現している。

ネジを外した役作り

坂東は今回の役に挑むにあたり、「色んなネジを緩めたり外したり…最終的にはどこに置いたか忘れたりしながら(笑)演じている」と語る。
計算された演技というより、現場の空気を掴み、瞬間ごとの面白さを最大化するスタイル。そこには、作品や共演者への信頼と、役を通して自由に遊ぶ余裕が感じられる。

此元作品との再タッグ

『シナントロープ』は、坂東にとって『RoOT / ルート』に続く此元和津也作品への出演となる。
此元作品特有のシュールでクセになる会話劇や、笑いの裏に潜む人間ドラマに惹かれ、今回もオファーを心から歓迎したという。坂東自身、「また此元さんとご一緒できるのが嬉しい」と話すように、作品世界への没入度は高い。

現場での存在感

撮影現場では、木場幹太としての明るさと坂東龍汰本人の軽やかさが重なり、キャスト同士の会話や芝居の流れを自然にほぐす存在になっている。
物語の舞台は小さなバーガーショップ“シナントロープ”。そこで巻き起こる恋愛、友情、そして不可解な事件に、キバタンは時に賑やかに、時に物語の緩衝材として作用する。坂東の演技が、この群像劇のテンポ感を決定づけていると言っても過言ではない。

俳優としての現在地

坂東は近年、映画やドラマで幅広い役柄を演じ続けている。誠実な青年から影を抱えた人物、さらには今回のような自由人まで、振れ幅の広い演技で観る者を魅了してきた。
『シナントロープ』での木場幹太は、坂東の“はじける側面”を存分に見せる役どころ。今の坂東にしか出せない軽快さと人懐っこさが、画面越しにも伝わってくるだろう。

放送に向けて

ドラマは10月6日(月)からテレビ東京系「ドラマプレミア23」枠で放送開始。Prime Videoでの独占配信も予定されている。
『シナントロープ』という一風変わった名前のバーガーショップで繰り広げられる、笑いと謎が交錯する物語。その中で、坂東龍汰が演じる木場幹太は、きっと視聴者にとって忘れられない存在になるはずだ。

坂東龍汰の歩みと役者としての進化

坂東龍汰、自由人キャラに全力投球 撮影現場で輝く理由

坂東龍汰は、デビュー以来、作品ごとにまったく異なる顔を見せてきた。
清廉な青年役から、影を抱えた人物、そしてコミカルで奔放なキャラクターまで、ジャンルや作品の枠を軽々と飛び越える。近年は主演・助演を問わず存在感を放ち、同世代俳優の中でも特に“変幻自在”と評されることが多い。

作品ごとに変わる体の使い方

坂東の演技には、役によって歩き方や立ち姿、声のトーンまでもが変化する特徴がある。彼自身、「セリフよりも先に体で役を作る」タイプだという。
今回の『シナントロープ』で見せる木場幹太の自由さも、細かな仕草や重心の置き方から生まれている。俳優としての柔軟さは、こうしたフィジカル面の研究から支えられている。

共演者を引き立てる柔らかさ

坂東の現場での評判を語るとき、しばしば出てくるのが「相手の演技を受け止める懐の深さ」だ。芝居を競い合うのではなく、相手の感情を引き出し、場面全体を生きたものにする。
『シナントロープ』の撮影でも、その柔らかな空気づくりは健在で、特に会話劇が多い現場では、共演者にとって心強い存在となっている。

役作りの根底にある“観察”

坂東龍汰、自由人キャラに全力投球 撮影現場で輝く理由

坂東は日常の中で人間観察を欠かさない。カフェでの客の振る舞い、街中の小さなやり取り――そうした一瞬の人間模様を記憶に留め、役に生かしているという。
本人は「別に盗み見してるつもりはないんですけど、気づくと見てしまう」と笑うが、この観察眼こそが、彼の演技にリアリティと奥行きを与えている。

年齢とともに広がる役の幅

20代半ばとなり、坂東はこれまで以上に“大人の役”や“複雑な内面を持つ人物”への挑戦が増えている。

一方で、年齢にとらわれないフレッシュさも失っていない。
『シナントロープ』で演じる木場幹太は、その両面をバランスよく引き出す存在だ。無邪気さと洞察力が同居するキャラクターは、今の坂東にとって絶好のタイミングで巡ってきた役と言える。

これからの展望

坂東はインタビューで、「役の幅を広げることよりも、役に正直であることを大事にしたい」と話す。その言葉通り、彼の演技は奇をてらうことなく、それでいて常に新しい。
『シナントロープ』は、そんな坂東の現在地を映し出す最新作のひとつだが、彼の挑戦はこれからも続く。視聴者にとっては、次にどんな表情を見せてくれるのか――その予測できなさこそが、坂東龍汰という俳優の最大の魅力だ。

作品情報


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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ ドラマ部:佐伯・Pちゃん

脚本家の視点でドラマを深掘る、雑食系オタクライター。
幼少期からドラマと映画が大好きで、物語を追いかけるうちに自然と脚本を書き始め、学生時代からコンクールに応募していた生粋の“ストーリーマニア”。現在はドラマのレビュー・考察・解説を中心に、作品の魅力と課題を両面から掘り下げる記事を執筆しています。
テレビドラマは毎クール全タイトルをチェック。「面白い作品だけを最後まで観る」主義で、つまらなければ途中でドロップアウト。その分、「最後まで観る=本当に推したい」と思える作品だけを、熱を込めて語ります。
漫画・アニメ・映画(邦画・洋画問わず)にも精通し、“ドラマだけでは語れない”背景や演出技法を比較的視点で解説できるのが強み。ストーリーテリング、脚本構造、キャラクター心理の描写など、“つくる側の目線”も織り交ぜたレビューが好評です。
「このドラマ、どう感じましたか?」を合言葉に、読者の感想や共感にも興味津々。ぜひ一緒にドラマの世界を深堀りしていきましょう!

この記事を書いた編集者
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ポプバ編集部:Jiji(ジジ)

映画・ドラマ・アニメ・漫画・音楽といったエンタメジャンルを中心に、レビュー・考察・ランキング・まとめ記事などを幅広く執筆するライター/編集者。ジャンル横断的な知識と経験を活かし、トレンド性・読みやすさ・SEO適性を兼ね備えた構成力に定評があります。 特に、作品の魅力や制作者の意図を的確に言語化し、情報としても感情としても読者に届くコンテンツ作りに力を入れており、読後に“発見”や“納得”を残せる文章を目指しています。ポプバ運営の中核を担っており、コンテンツ企画・記事構成・SNS発信・収益導線まで一貫したメディア視点での執筆を担当。 読者が「この作品を観てみたい」「読んでよかった」と思えるような文章を、ジャンルを問わず丁寧に届けることを大切にしています。

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