「黒木華ちゃんが、まさに乱歩作品に登場する女の声で魅了!最高!」「江戸川乱歩好きな人観てほしい!」「梶原善さんと片桐はいりさんは、やはり演技派だなー!」
(©世田谷パブリックシアター)
公演中【2017年2月10日(金)~2月26日(日)】
舞台『お勢登場』とは
倉持裕 新作のモチーフは江戸川乱歩の短編小説!
個性が光る俳優陣が集結し、倉持×乱歩の迷宮世界を舞台に立ち上げる!
大劇場から小劇場まで、演劇界で縦横無尽に活躍する倉持裕の新作『お勢登場』が、2017年2月、シアタートラムに登場します。大正~昭和にかけて活躍した文豪・江戸川乱歩の短編世界をモチーフとし、8本の短編小説を、1本の演劇作品として再構成します。
モチーフとなるのは、<本格推理もの>より『二銭銅貨』『二癈人』『D坂の殺人事件』、<怪奇・幻想もの>より『お勢登場』『押絵と旅する男』『木馬は廻る』『赤い部屋』『一人二役』という、乱歩の魅力あふれる作品たちです。-世田谷パブリックシアター-
舞台『お勢登場』を観た人の感想、評価、口コミ
「お勢登場」
セットが面白くて、床全体が縦に5分割されてて、中央3つが前後に移動する。中央部分は二階だて。
シアタートラムは奥側が狭くなる凸の形の変形舞台なのだが、知らなかったら奥までまっすぐのつくりだと思うんじゃないかな。
アフタートークで遠近法と絡めた話がでてて、なるほどと。
見終わってから、なんだか体というか魂というか、私の輪郭がなくなってしまったような感じがしてる。平衡感覚もおかしい。二次元と三次元が融合してしまったかのような。上下前後左右にぐるぐるする。
『遠野物語』のように、ある意味オチがなくて、そういう事があったんだって、という話の連続。舞台にオチや意味を求めてしまう人には引っかからないのかもしれない。江戸川乱歩を私は読んだことがないけど、漂う怪しさや不穏さは、劇中常に感じていて、どんどん圧迫される
こういう役が似合う俳優、というものがあって、今回の黒木華はまさにそれ。純真無垢に見えて計算尽くのしたたか。この舞台のお勢は、原作のお勢にはない設定も背負っているから、持っている意味が変わってしまうのかも。一見するとファム・ファタール的だけど、もっと無機的かもしれない
お勢登場観てきた(・ω・)ノ怖いシーンもあったけど笑えるシーンもあって理解力ないわたしでも楽しめた(。・ω・。)ノ休憩なしで2時間30分とかしんどくない?って思ったけど全然余裕のよっちゃんだったとりあえず高校生最後の舞台はお勢登場で終われて良かったかな
「お勢登場」
探偵と助手っぽいコンビが水田航生くんと川口覚くん。明智小五郎も混ざってるんだけど、メインは別のキャラクターからきている。
二人の部分、なかなか楽しかったのだけど、コンビとしてはオチがないんだよね。フェードアウトというか。そこはちょっと残念だった。
『お勢登場』江戸川乱歩のよく知られている短編を、登場人物が繋げてひとつの作品となっている。あの人が、この人で…と、頭の中で絡まってきて、気が抜けない。面白くてちょっと怖いからくりの世界を見てきた。黒木華さん、大正時代の人物が実によく合う。劇場では戯曲が載った本も販売されていた。 pic.twitter.com/scZYEVpEjn
— kokoron (@eikokoron) 2017年2月15日
「お勢登場」、パンフレットは1200円だったかな?まだ前半ちょこっとしか読めてないけれど、倉持裕さんの挨拶文の中で、「LIFE〜人生へ捧げるコント」の文字も(^^) ムズムズする感じが、妙に心地良い…
お勢登場は装置が凝っていて、舞台が3つ前へ出たり引っ込んだり。それの効果でお話が続いているまま次の話への入れ替わりがスムーズすぎて見ていてどんどん引き込まれるというか。ただ、引っ込んでる舞台の道具の入れ替えの音が常に気になったのが惜しかったなー
シアタートラム「お勢登場」観劇。江戸川乱歩の短編8本を元に、登場人物を交流させて話を組み合わせた傑作。個人的に乱歩作品の垣間見感がしっかり演出されていたので、大満足。たまには美しくて不気味な騙しの世界に浸るのも一興。当日券は毎日出るそうなので、二回目も行きたいなぁ。
「お勢登場」
衣装、和服系は白の無地のものに手書きで模様を入れてるのがあるのだが、近くで見ると少し滲んだりムラがあったり、マジックで塗ったみたいなチープさを感じてしまった。白井晃さんの「天守物語」もそうだったから、よくある手法なのかと思ったら、衣装が同じ方だった。太田雅公さん。
「お勢登場」黒木さん演じるお勢、可愛いし艶っぽいし、やってることは悪女なんだけど、そう思わせない悪女なので恐ろしい。それもゾワワと来る。あと、片桐はいりさんは、やっぱり凄いなあ。だって、古本屋の女将かと思いきや、男性の役で出て来るし。
シアタートラムにて、「お勢登場」観劇!いい意味でのムズムズした気持ち悪さ、そして人物と時間、空間の表し方も面白かったー!好き嫌いが分かれそうというのは確かに思ったけれど、「お勢」の描かれ方とタイトルが自分の中で一致。象徴的でした!
シアタートラムでお勢登場観てきた。
ミステリアスな世界観で面白かったから江戸川乱歩の作品読みたくなる。
上演後に芸術監督の野村萬斎が話してたけどカッコよかったなあ。
お勢の人生を行き来するような流れなので華ちゃんは色々な年齢を演じているけどその雰囲気がとても自然で、唐突にジュリエットとか観たいなぁと思った^^; そして虫があちこちにいたのが気になった。お勢の着物の柄や上の障子に映っていたり。原作読んでみよう♪
「お勢登場」シアタートラムにて。作・演出の倉持裕さんと芸術監督の野村萬斎さんによるアフタートーク付き。江戸川乱歩の短篇をコラージュしたもので、乱歩的な世界観に加えてユーモラスなテイストのおかしみがあり、かつ短篇が絡まり合うことで迷宮的な味わいがあり、とても面白かったです。
演者さんも凄い。色々な役が登場するので最低でも8人、だけどもう少しいると思っていたら本当に8人だった!髭の警察とか按摩さんとか誰だったのかな。男性陣がやや噛んでいたからか女性陣の存在感が際立っていてやっぱり黒木華さん素敵 年齢不詳の不思議な可愛さがあった。
「お勢登場」
主人公は黒木華ちゃん。見ごたえあって良かった。特に片桐はいりさんとのシーンがよくて、終盤ではゾクゾクっと。
ただ、倉持さんは、女性に関しては一歩引くというか、底の見えない存在という感じの演出をする気がしてて、もうひとつ彼女の心に踏み込んだ部分も見たかったかも。
奇跡的に何事もなく到着できて「お勢登場」鑑了。ノー残デーブラボー。
障りがあって結局観れないんじゃないかと変な予感があった舞台だったのでひとしお。
華ちゃん、また化けた。
怖いくらいに芝居が上手くなってた。
華ちゃんと片桐はいりと梶原善の芝居をたっぷり観られて充足感。
倉持さんのお勢登場おもしろかったー!!萬斎さんと倉持さんのアフタートーク付。豪華。江戸川乱歩の短編8作を登場人物でつなげて2時間半休憩なし!どんどん話がつながっていって、いくつかのお話が平行で進んで、終わった瞬間にはあーって息をついてしまう感じ。不思議な感覚になるお芝居だった。
お勢登場はとにかく舞台が凝ってた。出てきたり引っ込んだり、その分結構音が気になったかな。ガタガタカラカラ聞こえてくるのと、裏でつけたライトが隙間から見える。別の話なのにどこかが繋がってる、頭がこんがらがるけれど、だからもう1回みたい
「お勢登場」シアタートラム。前情報無しで観たら、乱歩のコラージュという仕掛けで織り成す悪夢のような時間でした。やはり乱歩は、おどろおどろしい仕掛けだけでなく人の内面が奥深い闇だというところが、それを覗くところが胆なんだなあ。笑えるシーンも多くてびっくり。
「お勢登場」観劇終了。倉持裕さんと野村萬斎さんのポストトークも拝聴。黒木華さんの、不敵な笑みが、悪女の雰囲気をさらに醸し出してた。ステージが引き出しみたいに動き、その上で一つ一つのシーンが展開していくのが興味深かった。そういう展開で終了か?と思いきや、え?と裏切られたり。笑
お勢登場観てきました
なんというか‥すごかった
いつも観ない系統の舞台なんだけどすごい最後不思議な‥気分になりました
倉持裕 作・演出の「お勢登場」は江戸川乱歩の「二銭銅貨」「押絵と旅する男」など8本の短編を1本の芝居として再構成したもの。8人の役者が1人何役もこなしつつミステリアスな世界に客を誘う。悪女役の黒木華さんと、黒木さんに陥れられる片桐はいりさんの対決がとりわけスリリングだった。