舞台・ミュージカル

【口コミ・感想】舞台『るつぼ』の評判、評価

2016年10月11日

舞台『るつぼ』を観た人の感想、評価、口コミ

【るつぼ@シアターコクーン】で、こんなことを書くと歳がばれるのだけど、私なんぞが小学生の頃の三大怖い流行ごとといえば、「ノストラダムス」と「口裂け女」と「こっくりさん」だったのだけど、あのこっくりさんって何だったのかなあ(私自身は怖くて一度も参加した事ないので感覚が分からない)。

 

【るつぼ@シアターコクーン】↓ホントはもっと上に働きかけて環境改善しないといけないのに、仲間内で監視しあって牽制しあうようなのとか。あと黒木華ちゃんも書いてたけど、女の子同士の「もし仲間からはじかれて一人ぼっちになったら」って恐怖感は女性誰しも中高時代で経験があるのではないかと。

 

17世紀後半アメリカ東海岸の魔女裁判が原作のベース。生活に深く根付きすぎた信仰と慣習に集団心理と思い込みの影。 黒木さん清艶、溝端さん正義、小野さん保身、岸井さん葛藤、松雪さん静戦、堤さん呵責。自身の譲れない「善きもの」。観劇の前と後で随分響きが変わる。

 

るつぼ なにが嘘でなにが真実なのか。時として本当にわからなくなることがあるよね。見極めとか勇気とかって難しい。 黒木華さんのアビゲイルは意思の強さがよく出てたと思うし松雪泰子さんのエリザベスはどんな状況でも気高さをもちつづける感じがあってすごくよかった! 素敵な女優さんたち

 

るつぼのパンフレット読み終わった。まずは演じてる人たちの考えが聞けてよかった。役者さんって色んなこと考えて演じなきゃいけないんだね…。時として正しいことをしてる人が追いつめられていく…あぁ苦しい。あとは宗教とか国の時代背景ですね、やっぱり。「マッカーシズム」という言葉を学んだ。

 

黒木華は、プロクターを誘惑し、妻のエリザベスを呪うアビゲイルをかなりの悪女として演じていた。少女たちを扇動し、大人を騙す物怖じしない大胆さと狡猾さが全面に出ていて圧倒された。対する松雪泰子は、揺るぎない信仰を持ち、他人に厳しく、芯の強いエリザベスを表現。

 

「るつぼ」観劇。魔女裁判がモチーフということで、あまり馴染みはないけれど、それでも飽きずに最後まで見入ってしまいました。きっと、一番の悪魔は"人間"だと思いました。華ちゃんのお芝居が本当によかったし、良い意味で本気で苛々した。観てる人の感情を揺さぶるお芝居が出来るってすごい。

 

シアターコクーンにて「るつぼ」観劇。くらいっぱなしのヒリヒリとした3時間、本当にあっという間。私は岸井ゆきのちゃんの大ファンなんですが、今回凄く重要な役所で、彼女の一挙手一投足から放たれるエネルギーからずっと目が離せなかった。

 

パリス牧師は、きっと最後は自分達の過ちに気づいてたんだろうな。少女達の嘘になぜああも易々と大人達が騙されちゃったのか、気づいてて引き返せなかったのか。魔女狩りとかレッドパージが実際に行われた過去を持つ米国の作品だからこういう作品もまた生まれるんだろうか。

 

るつぼ、すっっっっっっごく良かった…!!!!!!舞台の隅から隅まで張り詰めた空気、計算しつくされた演出、とびきり上質な演劇を観ているという充実感で3時間があっという間だった

 

アーサー・ミラーは赤狩りの体験からこの戯曲を書いたが、現代もこのような疑心暗鬼や集団ヒステリーによる悲劇は世界中で起きていると思う。そういう意味でクリスチャンでなくともいつの時代にも起こりうる出来事として、身につまされる作品で、人間の脆さに恐ろしさを感じる。

 

コクーンで「るつぼ」観てきた。いつもは戯曲読んで観劇する派だけど、今回は敢えて事前の情報ほとんど入れず観劇。アーサーミラー作、魔女裁判がモチーフなんだけど、もうね❗ひっさびさにヒリヒリするような、そして、見終わった後「ざっけんじゃねーーーー❗てめえぶっ○すぞ❗❗❗」

 

るつぼ、観てきましたあ!こんなにも演劇でイライラしてしまったのは久々です(笑)なぜ、皆してこんな子供達の罠にひっかかってしまったのでしょう。どうにも私にはそれが理解できなくて、大変苦しい戦いとなりました。溝端君、黒木華ちゃんの予想以上の芝居力はとてもよかったです!!

 

 

舞台「るつぼ」観てきたよ。17世紀に実際にあった魔女裁判がモチーフで、集団心理と権威主義の恐ろしいのがてんこ盛りでとってもおもしろかった。話が全然古くない。人間は卑怯だね。テンポが良くて眠くならないし、美術も美しいし、ダンスも良い。役者は特に黒木華。

 

「るつぼ」@シアターコクーンを鑑賞 魔女狩りを題材にした、非常に重い内容。ものすごい緊張感で観客を3時間引き付け続ける構成と演技力がすごい。「ぐったりした。勧善懲悪が好きな日本人にはちょっと。。。」などの声もチラホラ聞こえたが、それでも素晴らしい。感動した。

 

『るつぼ』内容云々では無くこれだけの重い題材と台詞と演技を毎日舞台で演じ続ける役者さんの凄さは観た方なら分かると思います。 そう舞台って金額が高いと言われますがそれ以上の物を観せてくれるからまたお金を出してみるのです、お芝居には映画やTVを凌駕するそれがあるのです。

 

とても久々の観劇。にしては難しく重いお芝居でした😑 やましいことがあると人は人に対して過剰になる。集団になると過剰になる。というお話でした。

 

【るつぼ@シアターコクーン】淳平くんがパンフで言ってた、厳しいピューリタンの教えを守って暮らしている中で「誰かがいい思いしてるんじゃないか」的な相互監視の中にある、みたいなのは、日本でもあるよね。意味合いは違うけど、自分より楽してる、あるいは得してる人が許せないような空気。

 

「るつぼ」信仰を通して見る集団心理、同調圧力。目に見えないものを信じる心、良心が、個々の正義に任され裁かれる。信仰というものに対してあまり実感がない日本人でも、描き出される事象には必ず思い当たるエピソードがあるはず。誰にも裁かれない、誰にもその名を渡さない、自分だけの自分。

 

『るつぼ』観劇終了。 3時間15分位の長いお芝居でしたが、途中で見方を変えたらとても興味深く見られた作品です。 物語の奥深さや人間の業や愚かさを扱ってますがそれは今の自分達となんら変わらないのです、それが分かると主人公の抱える闇や善を理解しやすかったです。

 

「るつぼ」冒頭の場面、少女たちを見た瞬間にあ、これは黒田育世だ、と思ったらやっぱりそうだった。でも黒田育世作品を最後に見たのはもうずっと昔、それこそ「るつぼ」を初めて観るよりもっと前だと思うのに、一瞬で記憶がつながった。フラッシュバックみたいに「るつぼ」のことも一気に思い出した。

 

「るつぼ」が素晴らしかったから演劇すきな人は観てほしい。好き嫌いあるだろうけど演劇としての質の高さはそれだけで劇場で観る価値がある。戯曲、演出、美術、役者、どれをとっても素晴らしいの一言。堤真一あまりにニン。松雪泰子の透明さ。溝端淳平はいつの間にあんな役者になったの。

 

舞台「るつぼ」ですが、なんとも敷居の高いお話でしたよ。語るには面白いけど、カタルシスを得るのはなかなかムツカシソウ。

 

【るつぼ@シアターコクーン】まず内容に関係ないとこで、今回のパンフの表紙やセットや照明がかなり好みでした。秋色グラデーション、と思って観てた女の子達の衣裳、落ち葉をイメージしていたらしくて、成程と思った。あの舞台奥の使い方や出入り、火にかけた鍋、女の子達のダンスも印象的で好み。

 

シアターコクーン「るつぼ」が素晴らしく良かったので昼の記憶ぜんぶ飛んだ。堤真一と松雪泰子と黒木華と溝端淳平ともう全員すごい、重いけどいい演劇を見た。

 

るつぼの演劇の面白さが凄すぎたから、俳優さんの力を発揮させる舞台凄すぎない?という気持ちと、映像の方でもっと俳優さんの力出せるような脚本頼むぜ!という気持ちがないまぜ。でも舞台の面白さってあるし、独り占めしたいし、でもでもみんなに知ってほしいし…。誰だよな……

 

るつぼ終演。受け止めきれない絶望…。悪魔は人間。観てる最中、もうずっと、溝端くん演じる牧師の表情に共感だったな。たぶん、一番観客に近いと思う役だと思う。最初の思い上がりはあれど。このるつぼの感想を書ける感性と語彙力がわたしにはない。色んな人の感想・劇評が見たい。

 

「るつぼ」観劇してきました。 幕が上がり、一気に1692年のセイラムに連れていかれた…!めちゃくちゃ鳥肌立った…! ずっしり、濃密な時間でした。 黒木華さん、素晴らしかったです。もっと他の舞台も観たい。

 

 

●キャスト●
堤真一/松雪泰子/黒木華/溝端淳平 ほか

●スタッフ●
作=アーサー・ミラー 翻訳=広田敦郎 演出=ジョナサン・マンビィ 美術・衣裳=マイク・ブリットン

●入場料・公演時間・その他●
全指S席10,500円/A席8,000円/コクーンシート5,000円
約3時間10分(休15分)

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すーさん

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しかも英語も。

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一気にミステリータッチになる後半の方が良かったです。英語と鹿児島弁が飛び交うのは斬新でした。

めいちゃん

ストーリーは雑、音楽はひどい、でも役者さんの技術は高く熱演

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ストーリーが大雑把でセリフが上滑り、せっかくのベートヴェンの美しいメロディなのに編曲と歌詞がいただけない。舞台芸術も魅力無くセンスが悪い。3時間無駄にした気が。。。役者さんの熱演だけが救いでしたが、心に届く楽曲は1曲もないミュージカルでした。

KP

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