はじめに:倒したはずの魔王が、その後どうなったか知ってる?
ドラクエをプレイしていて、勇者たちが魔王を撃破した瞬間って、やっぱり最高ですよね。「よっしゃ終わった!」と達成感に浸りながらエンディングへ…なんて思いきや、実はその“倒された魔王”たち、けっこうしぶとくその後も登場してるってご存知でした?
しかも、ゾンビ化したり、別の姿に転生したり、なかには人間になってしれっと生きてたり!?
今回は、そんな「倒されたあとの魔王・ボスキャラたちの行く末」を、公式設定&外伝・派生作品・一部考察を交えて11体分どどーんとご紹介!
あなたが倒したあの魔王、実はまだくすぶってるかもしれませんよ…。
1. バラモス(ドラクエ3)〜「俺は終わってない!」とゾンビで出戻り
中ボスの風格を漂わせつつ、実はゾーマの腰巾着だったバラモス。倒したと思ったら、なんとその後、「バラモスゾンビ」として再登場!
魔法も使わず、知性を失ってただの物理バカに…。ゾーマ戦の前座にふさわしい「悲しいボス化」を遂げました。
しかもドラクエXでは「自我なき操り人形」として登場。意思すらなく、骨の人形として動かされているって…バラモス、あんた何されたの?
ちなみに兄弟(?)のバラモスブロスやバラモスエビルもいるという謎のファミリー感。魔王界の〇〇家みたいな設定、ちょっと面白いですよね。
2. ムドー(ドラクエ6)〜死後、分解されて素材にされる!?
序盤のド迫力ボスとして登場したムドー。勇者たちに倒されたあとは、その細胞が再利用されて「ブースカ」という強力な魔物が作られたとか!
公式設定によれば、ムドーの体を解体→細胞再利用→ブースカ誕生。って、おいおい、魔物界ってそんなバイオ技術発達してたの!?
ドラクエの裏側でバイオハザード始まってたとは思いませんでした。
3. バルザック(ドラクエ4)〜進化の秘宝で量産型ボスに!
元々は人間だったバルザックが「進化の秘宝」でバケモノ化し、その後プロトタイプとして鬼コンボなどが量産されるという驚きの事実。
つまり、バルザックがいたから鬼コンボが存在する。さらに周辺にはオックスベアなる類似体も…。
悪の科学、恐るべし! 研究が進んでいたら「量産型デスピサロ」なんてのもいたかもしれませんね。
4. シドー(ドラクエ2)〜まさかの転生!そして主人公に敗れる
破壊神シドー。勇者に倒されたと思いきや、外伝『ビルダーズ2』で「少年シドー」として復活します。
しかも、人間の少年として暮らしていたのに、あのハーゴンが精神的に揺さぶってきて「破壊衝動」を植え付け、最終的に再び暴走。
でも最終決戦では、“仲良くなったビルダーの主人公”に破壊神姿で倒されるという…勇者じゃない人間に倒されるラスボスって前代未聞じゃない!?
5. エスターク(ドラクエ4・5)〜進化しすぎて別物に…?
“地獄の帝王”として知られるエスターク。彼は倒されても進化を続け、ドラクエ5ではさらに強くなって再登場。
で、ドラクエ10には「最悪の王」なるボスが現れますが…見た目、エスタークにめっちゃ似てる。
図鑑設定でも「眠ってる間に進化した」「地獄の王だった」とか書かれてて、これもうエスタークの最終形態じゃない?って感じ。
同一人物かどうかは明言されてませんが…これは繋がってると考えた方が面白い!
6. カンダタ(ドラクエ3)〜盗賊から王様に!?まさかの社会復帰
あのロマリア王の冠を盗んだり、子どもをさらったりした極悪盗賊・カンダタ。
でも意外にも、彼には立ち直った“その後”が存在するんです。
小説版ドラクエ2によれば、なんとカンダタはその後孤児たちを保護し、自らの国を築いたとのこと。そしてその国こそが…そう、ドラクエ2に登場する「デルコンダル」!
あの闘技場でモンスターと戦わせてくる血気盛んな王様、実はカンダタの子孫(あるいは本人?)かもしれないという驚きの説。
確かに、あの好戦的なノリとカンダタの性格、ちょっと似てるかも。
7. 竜王(ドラクエ1)〜100年後の子孫が超フレンドリー
言わずと知れた初代ラスボス、竜王。
闇の化身として世界を脅かした存在ですが、実はドラクエ2にはそのひ孫「りゅうおうのひまご」が登場します。
しかもこの子孫、びっくりするほどの好青年!
「昔のことはさておき、仲良くやろうや」って、毒気ゼロの陽キャ対応。
かつての闇の覇者とは思えない爽やか対応に、プレイヤーのほうが動揺するレベル。
やっぱり血筋って変わるもんなんですね…。これ、竜王が“元は聖なる一族”だったという説にも合致します。
8. デスアミーゴ(ドラクエ7)〜力を失ってただのおじさんに
オルフィの街を滅ぼし、ガボを人間に変えた呪いの張本人・デスアミーゴ。
しかし現代ではなんと、見た目も中身もただのおじさんに退化してるんです。
本人曰く「能力もすっかり錆びついて、もう普通の人間よ〜」とのこと。
あれだけイキってたのに、「あの頃の自分、黒歴史すぎてマジ恥ずかしい…」的なテンションで語ってくるのがジワジワ来ます。
力を失った魔物は人間になるという、ドラクエ界の新事実(?)もこのとき判明。
9. デュラン(ドラクエ6)〜コピーだけ残る悲しき猛将
ムドーやグラコスと同じ「四天王」クラスの強敵だったデュラン。彼のその後自体は描かれていないものの、ラスダンにはサタンジェネラルという色違いモンスターが出現。
残念ながらデュランの細胞再利用説は公式では否定されているものの、「もしやコピー?」と想像する余地は十分アリ。
強者が強者のまま静かに退場した数少ないパターンかも。
10. 最悪の王(ドラクエ10)〜エスタークの進化系説、濃厚すぎる
先ほど紹介したエスタークの“進化の果て”とも噂されるのがこの「最悪の王」。
姿形、設定、キーワードの多くがエスタークと酷似しており、進化し続けたエスタークが“完全に闇落ちした姿”なのでは?という説がファンの間で囁かれています。
・「地獄の帝王」→「最悪の王」
・「眠り続け進化」→「眠って進化し破壊神化」
この一致、偶然とは思えない!
ただし公式では明言されていないため、今後のシリーズでこの伏線が回収される日を夢見たいですね。
11. ゾーマ(ドラクエ3)〜その後がまだ語られてない…だから気になる!
最後はやっぱりこの方、大魔王ゾーマ。
光の玉を使わないとダメージすら通らない圧倒的存在感は、歴代ラスボスでもトップクラスのカリスマを誇ります。
ただ彼の“その後”は、まだ明確に描かれていません。だからこそ、ファンの妄想が止まらない!
ビルダーズ3がもし出るなら「ゾーマの転生」なんて展開もワンチャンあるかも?
🔚まとめ:魔王たちは、倒された“後”こそ面白い!
いかがでしたか?
勇者に倒された後も、ゾンビ化・転生・社会復帰・子孫誕生・バイオ技術で再利用…などなど、ドラクエの魔王たちは意外にもドラマチックな“その後”を歩んでいました。
プレイヤーとしては「終わったボス」と思いがちですが、実はそこからが本当の物語の始まりだった…なんてことも。
これからもドラクエシリーズに触れるときは、そんな“倒された魔王たちの残り香”にもぜひ注目してみてください!
📘追記:ドラクエ魔王の「その後」をさらに深掘りする視点
▶ なぜ「魔王のその後」が描かれるようになったのか?
シリーズ初期では、魔王はただの「ラスボス」であり、倒せば終わりの存在でした。しかしシリーズが長期化・多角化する中で、「ボスの背景」や「その後の世界」を描くことがファンの満足度や世界観の深掘りにつながると開発側が意識するようになったのです。
特に『ビルダーズ2』や『ドラクエ10』などオンラインやスピンオフ作品では、“公式二次創作”とも言える自由度の高いシナリオが可能となり、魔王の再登場や「ifの物語」が続々と描かれました。
▶ 魔王は倒されるからこそ“キャラ立ち”する?
魔王たちの魅力って、倒された後の「変化」や「残骸」こそが記憶に残るポイントだったりします。
ゾンビになったバラモス
少年になったシドー
人間になったデスアミーゴ
まるで「第二の人生」を送っているかのようなエピソードが、かつての“悪役”をどこか人間味ある存在へと変えていく。だからこそ、ファンの間では「魔王のその後」が語り継がれるのでしょう。
▶ 今後の注目:「その後」が描かれていない魔王たち
今回取り上げた以外にも、まだ“その後”が描かれていない魔王たちはたくさんいます。
ゾーマ、ミルドラース、オルゴ・デミーラ、ウルノーガ、ニズゼルファ…
彼らがもし今後の作品で登場するなら、どんな姿になっているのか?どんな思惑を秘めているのか?
公式設定を追いながら、自分だけの「魔王その後妄想ノート」を作ってみるのもアリかもしれませんね!