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舞台・ミュージカル

【レビュー】舞台『ガラスの動物園』の感想評判評価

2019年7月3日

◉文学座本公演『ガラスの動物園』観劇。
いわずと知れたテネシー・ウィリアムズの名作戯曲。
小田島恒志の新訳、演出は文学座の高橋正徳。
日本では新劇の名作とも知られるこの作品、意外にも文学座では29年ぶりとのこと。

母アマンダの造形は控えめで、より現代的に感じる。
29年前ローラ役を演じた塩田朋子が演じるところに老舗の強みがある。
トム役亀田佳明は繊細で抑制的な演技。

今後注目されるかもしれない。ジム役は少々定型でコテコテ。
作中唯一家族外の人物として、ある種の象徴的役割に徹したと弁護する余地はある。

登場しない父親の巨大な肖像画が吊られており、そのまま“父の不在”を際立たせている。
決して悪気なく、子供のために自らの考えを押しつけるアマンダは、
今で言う“毒親”といったところか(あまり良い言葉とは思わないが)。
ただどこか憎めないのは演技・演出の妙。名作の同時代性、ひしと感じる。

 

◉ガラスの動物園観劇。
アマンダとトム、どちらの気持ちにも揺さぶられて、
ジムという光に希望を感じた分、その光が去った後の暗闇が苦しかった。
背負うのも、脱ぎ捨てるのも、苦しいな。

 

◉文学座公演「ガラスの動物園」初めて文学座の本公演を観劇させて頂きました。
亀田さんファンになるなぁ。他の役を演じられてるのも観たい。
カーテンコールで、4人だったなって気付いたくらい4人しか出てないとは思えなくて、
物足りなさとかなくて観れて良かった。

 

◉「ガラスの動物園」を観劇しました。
研究所でも「ガラスの動物園」を題材にした演出の高橋さんの授業があり、
まさに解答編という感じでした。アフタートークでは、
ピンポイントで私が悩んでいたところの見解を高橋さんがお話しされていて、
高橋さんはコレを言いたかったんだ!!と落とし込むことができました。
自分が読み込んだ戯曲を生で観るのは初めてだったので、すごく勉強になったし、楽しかった。
笑いも起きてたし!先の展開がわかっていても、それなりの楽しみ方があるんだなと思いました。
いやー、演出家ってかっこいいな!!って改めて思いやした。

 

◉文学座の『ガラスの動物園』を観劇しました。
人は心の隙間を埋めるために無意識に。または意識的に惹かれ、
引き寄せられて、逃れられないんじゃないのかなと思いました。
そして、ローサとジムがワルツを一緒に踊るシーンはとても幻想的で素敵でした。
幻想、追憶というか、、、素敵でした。

 

◉文学座『ガラスの動物園』観劇
すごく面白かった!!戯曲を読むときはどうしてもローラに強く感情移入していたけど、
トムの追憶の芝居っていうことがよくわかった。ぐいぐい惹きこまれる。
高橋さんと小田島さんのアフタートークもすごく面白かったぁ!

 

 

◉文学座さん『ガラスの動物園』を観劇。
4役どの台詞も細かくて、こういう台詞を言っているけど実はこうなのかな?
と考えながら観るのが楽しかったです。
セットの硝子細工が綺麗で終演後に見に行ってしまった。
もう一回観劇してもっと浸っていたいな…

 

◉「ガラスの動物園」観劇。
ローラはユニコーンの特殊性からの解き放たれをむしろ周囲と同じと安堵する。
同化することの安心感。ナンバーワン、オンリーワンとは違う価値観を許容する訴え。
そしてトムが全てをかなぐり捨て放浪へと旅立つ時に苛まれる蝋燭に包まれるローラの面影。

 

 

 

◉文学座「ガラスの動物園」
なんだろうこの哀しい気持ちは・・。
16年前に蒸発した父の大きなボンヤリと描かれた絵が舞台の中央に掲げられ、
圧迫感はこの家族のひとりひとりが抱える心の傷か・・
家族の生活を、責任を全て引き受けたトムの亀田さんがすごくいい!
彼のやるせなさ、行き場のない気持ち、後悔が舞台をいっぱいにした。
彼の語りには心を打たれる。

 

◉「ガラスの動物園」
1930年代アメリカ南部の舞台設定なのだけれど、
母親の妄信的な子供への愛という名の押し付け、精神的に病んだ、
今でいうところの引きこもりの姉の話など、とても現代的なストーリーに思えた。

 

◉舞台「ガラスの動物園」
色んな感情が沸く舞台でした!ながとみさんありがとう!
毒親、引きこもり、障害、親の死後の未婚の兄弟、
ワーキングプア、蒸発、父親不在、いろんな社会問題とか考えさせられる。

 

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最新みんなのレビュー

なかなか面白い

2024年1月28日

若干の宝塚感的な演出はあるものの、最近あまりない感じのミュージカルだと思った演劇にありがちな中弛みも少なく(1幕中にちょっとはある)、アドリブも入れやすいのでは⁈と思った。また、主役の一人悪目立ちのような感じもなく、歌も踊りも平均して皆上手い。音楽も飽きが来ずよかった。

すーさん

面白かった‥けど

2024年1月27日

出演者全員芸達者で、早口のセリフの応酬

しかも英語も。

前半の翻訳を違えて話が進んでいくアイデアは面白いけど少々長すぎ。何処かの勘違いコントみたい。

一気にミステリータッチになる後半の方が良かったです。英語と鹿児島弁が飛び交うのは斬新でした。

めいちゃん

ストーリーは雑、音楽はひどい、でも役者さんの技術は高く熱演

2024年1月21日

ストーリーが大雑把でセリフが上滑り、せっかくのベートヴェンの美しいメロディなのに編曲と歌詞がいただけない。舞台芸術も魅力無くセンスが悪い。3時間無駄にした気が。。。役者さんの熱演だけが救いでしたが、心に届く楽曲は1曲もないミュージカルでした。

KP

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