「浦井健治さん、エネルギー凄すぎて取り憑かれてるみたい。」「蒼井優ちゃんは身体の使い方が本当に美しいんだよなー」「兄妹の純愛の美しさが際立っていて心臓をギュっと鷲掴みにされ苦しかった」
(©新国立劇場)
公演中【2016年6月8日(水)~6月26日(日)】
舞台『あわれ彼女は娼婦』とは
イギリスの劇作家、ジョン・フォードが1620年ごろに執筆した彼の代表作であり、シェイクスピアやクリストファー・マーロウなど名立たる劇作家を輩出したエリザベス朝演劇の終盤を代表する名作戯曲です。
舞台はイタリアのパルマ。純粋にお互いを愛するがゆえにあやまちを犯してしまうジョヴァンニとアナベラ兄妹を中心に、二人を取り巻く人々の欲望が壮絶に描かれる愛憎劇です。-新国立劇場-
舞台『あわれ彼女は娼婦』を観た人の感想、評価、口コミ
「あわれ彼女は娼婦」すごかった。まずX字型(十字架イメージ?)の舞台とそこに走る光の演出が印象的。毎度思うけど舞台美術ってすごい刺激的。
新国立劇場で「あわれ彼女は娼婦」。17世紀のイギリスの劇作家ジョン・フォードの作品。栗山民也の演出である。美術がいい。舞台に描かれた赤い十字架は凡庸だが、端が階段の「すっぽん」のようになっていて、そこで、印象的に人物を登場させる。
今、あわれ彼女は娼婦を観てきました。すごかったです。最後の浦井さんの演技に圧倒されました。
あわれ彼女は娼婦@新国立劇場 今回初めて2F席で観劇したけど、全体見渡せるし悪くない。でも蒼井優ちゃんの表情はもっと近くで見たかったな。ホントに彼女は素晴らしい。しかも意外に色っぽい。
「あわれ彼女は娼婦」を観劇。美しかった。舞台美術も照明も衣裳も演技も舞いもマリンバの音色も、何もかもがとにかく美しかった。昔の悲劇はいっぱい死んじゃうね。浦井さんの死に姿がまた見事に美しかったなあ。
新国立劇場 あわれ彼女は娼婦。 台詞の言葉が、兎に角 美しかった。 原作が、キチンとしてるって イイね。 演出家が、脚本書き下ろしてる のだと、たまにヒドイすじの 舞台あるからね。
今日は「あわれ彼女は娼婦」観劇。パンフレット付きのチケットだったから、後でゆっくり読もう( ´艸`)しかし、誰も幸せにならないストーリーだったな(^^;)
「あわれ彼女は娼婦」観てきた。シェイクスピアと同時代の劇作家作品だけあって、たまらない重厚な空気感にセリフ回し…。復讐の連鎖が苦しいものの目が離せない。蒼井優さん演じるアナベラがジョヴァンニの前だけで見せる笑顔がとても素敵で、近親相姦だろうと幸せになってほしいと思わず思ってしまう
シェイクスピアの時代の野外劇場から、時を経て屋内の劇場で上演される時代になって暗闇を利用できるようになった時代に書かれた「あわれ彼女は娼婦」。うまく暗闇を利用し、対比で光の取り込み方も効果ありな舞台を観てたらよくわかる。
『あわれ彼女は娼婦』、他の上演は観ていないので比較できないけれど、最後の「心臓」は赤い海綿とか雑巾とか、つまりもっと象徴的なpropでよくて。今回のは、リアルなサイズと形なあまりにクスッとなるというか、演劇的にはかえってアンチ・クライマックスだと思う。
あわれ彼女は娼婦シアタートーク】お父さんがあっさり死んじゃう話。体温低めな声と表情で「あ、死んだなーって、悲しくなるんですよ」狂気を演じながらも悲しみも感じている浦井さん。「やっぱりね、両親が死ぬっていうのは悲しい」 浦井さんが殺人とか死を語る時に出る虚無がすごく生々しい。
【あわれ彼女は娼婦】6/14(tues. )終演後、シアター・トーク/ 3回目の観劇。都度、席場所が違うので、また新な発見アリ。シアタートークでは、貴重なお話しを聞く事が出来て今後の手助けに。栗山さん不在でザンネン。宮田さんからは、別の角度からのお話しで、これまた満足。
あわれ彼女は娼婦@新国立劇場を観劇。ザ栗山民也さんの演出!シンプルでいて美しい松井るみさんの美術・服部基さんの照明。キャストも皆様すばらしい。シェイクスピアと同じエリザベス朝時代の作品。横田栄司さん、カクシンハン、文学座が好きな方には特にお薦め
あわれ彼女は娼婦 ・浦井君の寄り目と白目が凄い。 ・バカボン(バーゲット@野坂)可愛い。一幕の癒し。声が今井朋彦さんに聞こえて、「あれ?今井さんこれ出てたっけ?」と、ずっと勘違い。研究所の卒業生の方でした。 研究生だった方は沢山脇で起用。 ・横田さんが全部持っていった。
あわれ彼女は娼婦 シアタートークの時に蒼井優ちゃんが冒頭のシーンを「ここで何歩下がってから振り向いて、それから何歩あるいて」とか、動きが細かく決められてるって行ってたけど、それら動きがどれも美しかった。神々しいくらいに。でも彼女に取っての神はお兄様なんだよね。
『あわれ彼女は娼婦』今年観た舞台で一番かもしれない(そんなに観てないけどw)。また新しいうらいくんが観れた(^-^)
あわれ彼女は娼婦@新国立劇場 話的には血みどろなんだけど、浦井蒼井のキャラクター性のせいか、不思議に息詰まる感じではない。しかし、2人を渦巻く強欲の世界は現代社会にも通じ、2人が綺麗であるほど浮き立ってくる。舞台装置、照明、そしてマリンバの音、空間の妙。
”あわれ彼女は娼婦” この作品えげつない。愛、欲、憎しみ、恨み、裏切り、企み、あらゆる要素が絡み合って、でも軸となるジョヴァンニとアナベラは恐ろしいまでにある種純愛を貫いていて。周りは仇打ちのスパイラル。現代の社会を生々しく表した作品。この時代にやるべき作品
あわれ彼女は娼婦@新国立劇場。ふむ、5月にがっつりとした演劇を立て続けに観たので、軽いと言うか、薄く感じた。テーマは好きなんだか。もう少しどっしりと腹に来るかと思ったらあっさり。
あわれ彼女は娼婦シアタートーク】神話とか、運命とか、そういった大きな次元のものに対して台詞を言うように言われているけど、どうしても私たち目の前の人に言ってしまいがちで…と優ちゃん
「あわれ彼女は娼婦」観劇。マリンバの音色とお芝居が一心同体。お互いを思いやる気持ちが強すぎた兄妹と周りの人々の模様が凝縮された素晴らしいお芝居。トークショーでは裏話も聞くことができた。愛.地位、恨み…人間の欲を考えさせられた。
あわれ彼女は娼婦、観劇。赤の妖しい十字の舞台が良い。蒼井優ちゃん、華奢で可愛らしくも暗い欲情を煽る感じ、精神が急激に成長し少女から女に老成する速度を表現する力、凄い。 マリンバをじっくり聞くためにももう一度見たい。 シアタートーク見たかった!休み取っても見に行くべきだった。
あわれ彼女は娼婦。復讐祭... 狂人じゃなくて狂気... なんで娼婦?... シアタートークで腑に落ちました。面白かった!!
あわれ彼女は娼婦。シアタートーク。終演後の切り替えについて優ちゃんはすぐに切り替えられるけど、浦井くんはジョバンニは死んで終わるから引きずると。でも彼方を見て現実に戻るって。役に入り込む浦井くんと、オープンな彼方くんで、いいバランスなのかな。
あわれ彼女は娼婦シアタートーク】栗山さんが自分をつかってくれた理由として、現代社会を感じさせたかったからだと思うと浦井くんは言っていたのだけど、初日を観た時に感じた現代的な要素って、まさに浦井くんのことだったのかな。