「こんなに静かでシンプルな舞台にここまで心を揺り動かされるとは思ってなかった!」「初演の際の衝撃そのままに終盤は泣きっぱなしになる」「役者陣の素晴らしさったら!」「日本人ならば観ておくべき!」
(©劇団チョコレートケーキ )
公演中【2016年10月27日(木)~11月6日(日)】
劇団チョコレートケーキ 『治天ノ君』とは
激動の明治・昭和に挟まれた『大正時代』。 そこに君臨していた男の記憶は現代からは既に遠い。暗君であったと語られる悲劇の帝王、大正天皇嘉仁。 しかし、その僅かな足跡は、人間らしい苦悩と喜びの交じり合った生涯が確かにそこにあったことを物語る。 明治天皇の唯一の皇子でありながら、家族的な愛情に恵まれなかった少年時代。 父との軋轢を乗り越え、自我を確立した皇太子時代。そして帝王としてあまりに寂しいその引退とその死。 今や語られることのない、忘れられた天皇のその人生、その愛とは?-劇団チョコレートケーキ -
劇団チョコレートケーキ 『治天ノ君』を観た人の感想、評価、口コミ
チョコレートケーキの 「治天ノ君」見てきました〜 スゴイね、2時間越えの芝居なのに立ち見の方沢山!長いのに集中して興味深く見れる芝居。皆様お流石です!
劇団チョコレートケーキの「治天ノ君」がすごくよかったんだけど、とくに、「わたくしの尊厳なんてどうだっていいのだがなあ」という一言がとても印象に残っている
『治天ノ君』観てきました。一番後ろから目を凝らしてじぃっと観てきました。言葉も漏らさずに聴きたくなりました。観るのは4作品目になるかと思いますが、一番好きです。
素晴らしかったです。葛藤して、決断して、生きて、人間ってこうあるべきだなって登場人物全員をみて思った。俳優としても思いました!
前評判通り素晴らしかった。いや、素晴らしいというより凄かった。安易な褒め言葉だけど、完全なる「大人の舞台」だった。 セットは天蓋の下にある玉座と赤いロールカーペットのみ。余計な音楽もなし。ストーリーと演技のみ。
近現代史を題材にした作品に天皇が登場するのは珍しくなくなってきたが、『治天ノ君』は大正天皇を主人公として、明治天皇、昭和天皇も登場させ、三代の天皇を過去のある時代のある社会に生きていた人間として美化もせず、スペシャルゲスト的にでもなく劇の登場人物の一人として描き切ったのが新鮮。
『治天ノ君』を観劇。見逃して後悔してたので再演されて嬉しい。事件と人物を大胆に絞り込んだ巧みな構成の歴史劇で見応えがあった。西尾友樹が演じる大正天皇がいい奴すぎて、後半の脳病に侵されていく姿が悲痛。「天皇とは何か」は多くの作家に挑んでほしいテーマだ。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』、役者陣、とりわけ大正天皇役の西尾友樹、昭和天皇役の浅井伸治の熱演が光った。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』を観て参りました。感無量。 西尾さんに釘付けでした。。思い出しただけで震える。 大河ってこういうこと!ね、、自分が流れのさきにいることを思い知って飲まれる。菊地豪ちゃんがこりゃまた素敵でした。
「治天ノ君」を観ました。 大正天皇の話。本、演出、役者ぜんぶ凄いな!
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観劇。激動の明治の後、民のためにご尽力された大正天皇の姿を描いた本作。劇作であるので、全てが史実であるわけではないが、こういった作品を見て、我が国の歴史や在るべき姿について各々が考えたりすることが、我々ができるせめてもの務めだと思う(もち
『治天ノ君』、一瞬も目が離せなかった。 ロシアも欧化政策や国の崩壊を経験しているから親和性が高いのかなとか、「大日本帝国」を批判してやっと己を保てた旧世代に対し、個人の物語として再構築することで歴史の連続性を取り戻し、新たな地平を切り拓こうとしたのかなとか、聞きたいことたくさん。
久々に劇場で号泣した。史実を基にしたフィクションだけど、天皇としての尊厳とかその反面の人間らしさとか、父子の関係だとか、全部ぶわーっと溢れてもうダメ…
お芝居いっぱいの季節。劇団6番シード「テンリロ★インディアン」若い熱い勢いに尊敬。椿組「海ゆかば水漬く屍」椿組さんの別役実は今まで観た別役の中でも熱量が多かったなぁ。劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」沁みました。歴史と家族の在り方。積み重なった物がやはり好きなのだなぁ。
劇団チョコレートケーキの『治天ノ君』を観てきました! 出演役者さんの佐瀬弘幸さんのお芝居も久しぶりに拝見。相変わらずの貫禄でした♪ 舞台に感動して涙を拭きつつ劇場を出て、佐瀬さんと写真を撮っていただきました!
『治天ノ君』を観てから継承ってこと考えてる。自身であることを求めながら背負うものに対して誠実に努力していく。背負う大きさは違うとは思うけど、歌舞伎のこと、ちょっと掠めたよね。紀保さんがあの役でいたこともあり。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観てきた!実は初演観たときわたしが阿保すぎて全然分からなかったんですが、今回は超泣いてしまった!大正天皇愛おしすぎて!脚本自体は変えてないそうですが何故だろう。面白かったな〜。面白い芝居の後は終演後の飲みも盛り上がるってもんです。
「治天ノ君」。どんなに力になりたくとも、ともに歩むことは決してできない。彼が魅力的であればあるほど皆が皆、悔しくて。その悔しさに身を浸すようにして観た。どんなときも声を荒げたりせず、穏やかに控え続ける節子さんの額の美しさが心に残っているのは、彼女が顔を上げ続けたからなんだろう。
夜は、シアタートラムで劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」を。冒頭から心奪われて、幕切れまで食い入るように観ました。目に見えぬ二文字が必ずことの中心にあって、物言わぬその二文字が誰のことも等しく許してくれない。それぞれに守ろうとして、努めて誠実に邁進した結果、すれ違っていく。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」。 玉座の重みがそのまま空気感の重みに繋がっていた。大正天皇は確かに「人」であり、「人」の痛みが分かる天皇だった。自力で歩き、玉座にたどり着く瞬間に私のシャツの袖はグショグショになりました。
大正天皇の生涯を描いた作品。父である明治天皇に追いつこうともがく姿を描いた、一種のビルドゥングスロマンのような趣。2時間20分という時間をまったく感じさせない展開が素晴らしい。
やばい。「治天ノ君」の衝撃が強すぎて寝不足なのに寝れない。明日早いのに。どうしよう。目を閉じると思い出しちゃう考えちゃう。
『治天ノ君』のように作品も役者の演技も「完成品」なものは勿論のこと、その前夜に観た、まだまだ役者に粗は目立つけど伸び盛りの作品もまた、心惹かれるもんだのぉ
「治天ノ君」観劇。僅かなイメージや解釈の相違で簡単に白けてしまうだろう題材を、ここまで力強く観客の目に耐えうる作品に完成させる。綿密に細部から作り込み、折り重ね、磨き上げた、途方もない作り手の忍耐としなやかさを感じずにはいられない素晴らしい舞台でした。途中から涙止まらず。必見。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」。時代を行きつ戻りつ大正天皇の生涯を描く、骨太人間ドラマ。冒頭はシアタートラムの広さ天井の高さが気になったが、次第に惹き込まれ見応え充分。宿命の途方も無い重さ、それでも歩む夫婦愛の美しさに打たれ涙…皇后を演じる松本紀保さんの気品に惚れ惚れしました