劇団チョコレートケーキ 『治天ノ君』を観た人の感想、評価、口コミ
「『神棚』を本格的に、無意識に、真剣に拝むようになるのは、維新のときにはまだ子どもだった奴らだ」と。天皇の位置づけが変化するに連れて、日本の近代史は危うくなっていく。滅亡的な戦争に向かっていく時間の流れがきちんと描かれた。大正天皇役の西尾友樹、皇后役の松本紀保、好演「治天ノ君」。
「治天ノ君」再演の舞台をシアタートラムで拝見。初演は駅前劇場だったから、舞台が、俄然広がった、が、舞台には玉座だけ。そこに明治、大正、昭和の天皇が座る。天皇とはナニか、と問われて、大隈が「維新以後の神棚である」と。崇め奉るのではなく、崇め奉らせるための存在である、と。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観劇。演劇って本当性格が出るよ。この作品を作り上げてる人達の真っ直ぐで柔らかい強さというものに静かに感動してる。気になる事も納得の飲み会トークで、良い時間でした。シアタートラムでやってるので是非。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』観劇。 これを観て、明治以降、今現在までの天皇とは何なのか?と考える事はとても大切。 心の奥をギュッと掴まれるような素晴らしい舞台。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」。明治は昭和に繋がり、大正は平成と繋がる。初演から3年たち、より一層そう感じられるね。間違いなく劇団の代表作。ただ、駅前劇場からトラムに会場が大きくなった分、ちょっと舞台が寂しい気も。
治天ノ君、観れて感謝。 子供の時、何で大正天皇の情報は少ないんだろうと不思議だった。 側室を持たなかった初の天皇、自ら国民の中に入っていき、家族の繋がりを大事にされた方。ぜひこの時代をご覧いただきたかった。 今上陛下が開かれた皇室を実践されていること、さぞお喜びいただけたかと。
「治天ノ君」凄い!これぞ演劇と言う舞台。歴史上の人物を描くと言えば井上ひさしさんの評伝シリーズを思い浮かべるが、本作は近現代のタブーに切り込んでるだけハードルは高い。フィクションをノンフィクションに思わせる力がある舞台だしバランス感覚が秀逸なのも特筆すべき。見るべし!
ついに、初!劇チョコ。 【治天ノ君】観劇。ボロボロ泣いた。 大正天皇ではなく、一人の人間の物語。生涯だった。 久しぶりに、心が満ちるお芝居でした。 大正浪漫って言葉は、彼だからこそ生まれた言葉なんだろうなぁ。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」を鑑賞。3年前の初演時の感動そのまま。その勢いで原武史「大正天皇」を一気に再読。大正天皇がもう少し後代で長生したなら、あるいは彼の四男の三笠宮のように生きたのかも、と、そんなことに思いを馳せさせるほど、西尾友樹の演技は圧倒的だった。
劇場チョコレートケーキ「治天ノ君」 明治から大正・昭和と大きなうねりの流れに生きた大正天皇の生涯を描く史実を元にしたフィクション。まるで映画を観ている様。ハンデを持ちながらも己の運命を受け入れ全うした強い人間のお話。三軒茶屋シアタートラムにて。日本人ならば観ておくべき。
「国境の向こう」を観たときは、普通の会話だけでこんなに世界と心情を表現するってすごいなあって興味を持った。「治天ノ君」についても、多くを語れないんだけれど、簡単なことばが力強くて美しいんだよなあ。私が目指していたのはこういうものかも。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観劇。天皇という立場は本当、想像を絶するものだと思う。親子のすれ違い、確執に拍車をかけている。本当、葛藤を生み出すのが上手い。照明好きだったなぁ。おすすめです。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観てきたよ。初めて観る劇団。大正天皇の話。静かに静かに進んでいく。大正天皇のこと全然知らないけど、おもしろく観れた。いろいろフィクションなんだろうけど近代史勉強したくなったよ。
『治天ノ君』良いと思う、これはとても良いと思う。観ることができて良かったです、ありがとうございました。 ロシアでツアーしてるとか、どれだけ凄いのだろうか。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』観劇。 無理してでも観て良かった。 こんなにも素晴らしい作品を3300円(前半割)で観たことに罪悪感と悔しさが止まらない。 なぜこんなにも安いのか。 ありがたいのだが、申し訳ない想いで胸が痛い。
「治天ノ君」 いや、もう、、言葉がねっす。 僕なんぞが語っちゃ行けない位の、、凄かった。。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』観劇してきました。久々のシアタートラムで久々の胸を打たれるお芝居。演劇だからこそできるテーマであり、役者のみなさんが上手いからこそ説得力のある劇になっているのであり。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』観てきた。貞明皇后の語りを狂言回しとして、大正天皇の皇太子時代から死までを描いた一代記。難しいお芝居のようだけれど、台詞回しは現代的なので分かりやすく、でも格調は崩していないので、ともすればノンフィクションだと勘違いしてしまいそうに。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』、初演時の評判はしごく当然のものであった。後半何度も涙をこらえたせいで余計にでっかくヒックといってしまいそうだったしずっと鼻のあたりが熱かった。 シアタートラムであと一週間かな、どうにかチケットを入手して観て語っていただきたい。
面白かった。席は最後列だったけど、グイグイ芝居に引き込まれた。 内容が内容だけに途中で飽きるのではと心配してたけど、いろんな人の感情に引き込まれた。あの方の事も勉強してみようかな
『治天ノ君』 でもその舞台の作りだからこその演出というか、特に最初と最後のシーンはほんと、これは…!って思ったので、舞台作りって役者だけじゃないんだなあ、と改めて思いました。
「治天ノ君」観てきた。谷仲さんが出てくる度に背筋シャキッてなった。あの時、俺は臣民だった。歴史的事実を参考に創作されたとの事だが、大正天皇嘉仁の無念がすごく突き刺さってきて終盤は本当に泣くのを必死に堪えてた。久々だったが、この濃厚で重厚な劇団チョコレートケーキさんの作風好きだ。
『治天ノ君』 セット(大道具?)は象徴的なものがあるだけで、小道具とかもそんなあるわけじゃないし、なるほど全国ツアーできるな、って思ったんですが、舞台の作りが特徴的で、各地のいろんな劇場で作るの大変そうだな、とか思いました。
思い出の地、シアタートラムにて劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』を鑑賞。ゾッとするくらいシンプルで存在感のある舞台設置にまず目を奪われました。大きな世界観の中で繊細な感情が丁寧に描かれている演出に、心を揺さぶられ何度となく涙を流しました。役者陣の素晴らしさったら!オススメです!!
劇団チョコレートケーキさんの『治天ノ君』。 芝居が進むにつれ、西尾友樹さん、松本紀保さん…といった演じ手の影が消え、舞台に立っているのは、まさしく大正天皇やその皇后ご自身に思われました。 迫真の舞台、という言葉の意味、この歳になって初めて実感しました。
劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」観劇。舞台を広く使い大正天皇の悲運を描いていました。謎の多い天皇家。他の観客と空間を共にして観る興奮がありました。
『治天ノ君』 めちゃくちゃ良かった…久々に観劇してボロボロ泣いた。感情を認識する前に涙が出てた。 今だからこそ観たいって思ってたけど、そこは全然関係無かった。自分とは全くかけ離れた所の話なのに、凄く内に入ってきたし、心が震えた、ってこういうことかな、と。
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』三年前の初演からの待望の再演。初演の際の衝撃そのままに終盤は泣きっぱなしになる。宿命を受け入れ、それを全うしようと直向きに努力する神ならざる男の姿とそれを支えた周囲の人々の物語。何度観ても素晴らしい逸作。観劇後に酒が呑めないのが辛過ぎる(T_T)
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』観てきた。評判の高さに惹かれてチケット取ってみたんだけど、こんなに静かでシンプルな舞台にここまで心を揺り動かされるとは思ってなかった。大正天皇とそれを取り巻く人たちの物語に、まさかここまで涙するとは。本当に本当に素晴らしい舞台だった。
「治天ノ君」観劇。大正天皇についてあまり知らないなあ…と思ってたけど(自分が無知なだけなのもあるけれど)、こういう背景があったからでしょうか…。とてもとてもいとおしく感じられるお人柄の方だった。紀保さんの皇后陛下は気高く芯が強く、凛として美しかった…出てくるとつい目を奪われる
初演時の評判がよく気になっていた芝居。演劇というのは意図せず時代を写すことがある(と思っている)けどこの芝居はそのひとつだ。演劇に興味がある方にはぜひ観に行ってほしい。非常に真摯で丁寧なとても良い芝居です。
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●キャスト● 松本紀保/西尾友樹/浅井伸治/岡本篤 ほか ●スタッフ● 脚本=古川健 演出=日澤雄介 ●入場料・公演時間・その他● 全指3,500円/当日3,800円/27―30日3,300円 *20歳以下料金あり 約2時間20分
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