後からじわじわと色々感じる映画。当て書きという事で堂本剛本人に重ねる人も多いが私はむしろ堂本剛感は消えてこの映画が監督そのものなんだろうなと感じた。もっと取り憑かれてからファンタジーなのかと思ったらあくまで現実で現実を生きる私達に迫ってくる。1回見て不思議、後から色々思い2回3回と見ると各人物からの見方で見解が変わりまた沢田に戻る。見る人の今によって誰に共感するか誰に嫌悪を感じるかまたどう思うか思わないか、泣く人もいれば苦しくなる人もいるかも。ただ皆懸命に今を生きていて愛おしい、それを感じさせる監督の愛情が詰まった映画。。わからない人や嫌な気になった人も2回以上見るときっとわからなくとも清々しさや心が軽くなる筈だ。魂が洗濯されるような映画。2回3回と回を重ねる事変化しまた何年か経って見るとまた違う思いになるかもしれないそんな映画だと思う私は既にまるに取り憑かれているのかもしれない。最後に堂本剛さんの我を消した完全受け身の演技はあまりに自然でだからこそ強烈な沢田としての存在感を印象に残す。